宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/11/ 1 12:47 更新 太陽風は平均的な状態に戻っています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に500km/秒台を割り、 450km/秒まで下がって、平均的な速さに戻っています。 太陽風速度の高まりは、3日ほどで終わっています。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な値が続いています。 南北成分はグラフの中盤までは南寄りで、 AE指数は500nTの中規模の変化が半日近く続いています。 しかし、太陽風のグラフの後半で磁場は北寄りに変わり、 AE指数も最後は変化が小さくなっています。 速度が下がったこともあり、磁気圏は穏やかに推移しそうです。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心にコロナホールが見えています。 この領域の影響が3日後くらいから始まりそうです。 太陽風の速度は、再び高速になりそうです。 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 昨夜遅くから太陽の南東(左下)に向かって CME(コロナ質量放出)が発生しています。 動画を掲載します。 SDO衛星では対応する変化を見つけられなかったので、 太陽の向こう側の現象ではないでしょうか。 その場合、地球への影響はありません。 太陽のX線グラフは、 C1の小さい小規模フレアが3回発生しただけで、 穏やかに推移しています。 太陽の左下に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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