宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/10/31 13:07 更新 太陽風は高速の状態が続いています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、550km/秒から500km/秒へ ゆっくりと低下しています。 高速の状態は続いていますが、 勢いは少し下がっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態で安定しています。 磁場の南北成分は、南北に変化が続いています。 このため磁気圏の活動はある程度強まった状態が続き、 AE指数では、300〜500nTの小規模の変化が連続して、 1000nTに達する大きい変化も発生しています。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールは西側(右)に進み、 中心部の東側(左)に次の小さいコロナホールが見えています。 4日後くらいから、この新しい領域の影響が始まりそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は、10月11日にかけて速度の高まりが続いています。 今回もこの様に速度の高まりが続くのか、 一旦下がって、次の変化に切り替わるのか、 今後の推移に注目してください。 太陽は、C1の小さい小規模フレアが発生した程度で、 穏やかに推移しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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