宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
今日、X1.0の大規模フレアが発生しました。
また、M8.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 3 12:45 C6.3
11:22 M2.6
07:50 C9.1
04:56 X1.0
03:52 C8.1
02:57 C7.8
02:16 C3.6
00:35 M1.0
10/ 2 23:48 C8.7
22:52 M1.2
22:02 C4.3
20:32 C3.0
14:45 C4.1
13:18 C2.1
11:07 M8.7
05:00 M5.8
03:46 C3.6
03:00 C4.3
02:31 C3.4
10/ 1 16:56 C3.8
14:22 C2.5
13:43 C6.6
13:16 C3.7
12:58 C3.0
08:35 C3.1
07:39 C3.4
02:30 M1.3
01:11 M2.9
00:28 C4.1
00:05 C4.0

黒点 10/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
3107 2 α C9
3110 10 β X1
3111 1 α C4
3112 18 βγδ M3
3113 8 β C4
3114 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:10 463 +4.1
-2 h 562 -1.2
-4 h 552 -3.6
-6 h 529 -6.5
-8 h 471 +0.4
-10 h 486 +1.6
-12 h - -0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -61 -/ -
-2 h -32 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 2x10^1
10/ 3 1.0 2x10^2
10/ 2 0.7 2x10^2
10/ 1 0.5 2x10^2
9/30 0.7 1x10^2
9/29 0.8 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 9/28 12:03 太陽風は高速になっています。磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2022/ 9/29 12:56 太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。太陽風の速度は次第に低下しています。
2022/ 9/30 13:38 太陽の北東の端でフレアが続いています。太陽風は再び高速です。
2022/10/ 1 13:41 太陽の北東の端でMフレアが2回発生しています。高速の太陽風が続いています。
2022/10/ 2 14:18 M5.8、M8.7の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2022/10/ 3 13:23 更新
X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速になり、磁気圏も活動的です。

担当 篠原

今朝、3日5時(世界時2日20時)に、
太陽の北西側(右上)の3110黒点群で、
X1.0の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

3110群は、昨日の朝と昼に、
M5.8とM8.7の中規模フレアを起こしましたが、
それに続く大きい活動となりました。
Xクラスのフレアの発生は、
5月10日のX1.5以来で、5か月ぶりです。

このフレアに伴って、
太陽の右上に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
地球に対しては斜め方向なので、影響は小さそうです。

また、太陽の北東(左上)の3112群でも、
昨夜遅くから今朝にかけて、
M1.2、M1.0、C8.1、C9.1と小・中規模のフレアが続き、
先ほど、3日11時半(世界時3日2時半)には、
M2.6の中規模フレアが発生しました。
一連の活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画にまとめます。

3112群の拡大写真を掲載します。
黒点群は、東西に大きく広がっています。
この後も活動に注目して下さい。


太陽風は、昨日のニュース以降速度が高まって行き、
今朝早くに500km/秒に達して高速風になりました。
その後、580km/秒まで高まりましたが、
グラフの最後では500km/秒に少し下がっています。

太陽風の磁場強度は、
7nTに少し強まった状態から、一時的に9nTに強まり、
その後は下がって、現在は5nTと平均的な状態に戻っています。

南北成分は、南向きに傾向が変わり、
-9nTに達する南向きの強まりも発生しています。
このため磁気圏の活動は活発になり、
AE指数はグラフの途中から変化が大きくなって、
500〜1200nTの中・大規模の変化が続く様になっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールは西の端近くに進んでいます。
速度の高まりはどのくらい続くでしょうか。



3110黒点群で発生したX1.0の大規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右上に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3112黒点群のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3112黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。