宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 9/28 12:03 更新 太陽風は高速になっています。磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 写真を送っていただいてから掲載が遅れてしまったのですが、 ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、 世界時23日9時頃に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 当時の状況は、9月24日のニュースで見ることができます。 太陽風は400km/秒と平均的な速度でしたが、 磁場が南向きに強まって、-8nTに達する変化が到来しています。 この影響で磁気圏の活動もやや強まって、 AE指数は700nTの中規模の変化が発生しました。 しかし、特に目立つ規模の乱れではなく、 米戸さんもあまり期待せずに撮影に向かったとのことです。 ところが、赤いオーロラは思ったよりも大きく、 南十字を飲み込むくらいに広がっていたとのことです。 南十字は、写真のほぼ中心で右下に傾いて見えていて、 ここまで赤い光が広がっています。 すぐ上にコールサック(石炭袋)と呼ばれる暗い領域が見えています。 右上に伸びる天の川がとてもきれいです。 湖面まで真っ赤に染まって、美しい光景です。 天の川の見え方も圧倒的ですね。 どうもありがとうございます。 太陽風は、昨日のニュースで磁場の強まりをお知らせしましたが、 夕方から速度も上昇を始めて、500km/秒に達して高速風になり、 深夜には570km/秒にまで高まりました。 現在は少し下がっていますが、 550km/秒と高速の状態が続いています。 太陽風の磁場強度は、ニュースの後に30nTまで強まりましたが、 速度が上がり始めると低下に向かい、 現在は5nTと平均的な値に戻っています。 今日のSDO衛星AIA193では見にくくなっていますが、 南半球に広がっていたコロナホールの影響がやって来た様です。 磁場の南北成分は、北向きの時間が長くなっています。 このため、磁気圏は静かな時間帯が長くなっていて、 磁場が時々南を向いた頃に、変化が発生する状態になっています。 太陽風速度の高まりは、これからどのくらい続くでしょうか。 SDO衛星AIA193では、北半球のコロナホールが中心線を越えていて、 明後日くらいからは、こちらの影響も始まる可能性があります。 太陽は、南西(右下)の3105、3107黒点群で、 C1〜4の小規模フレアが10回程度、次々に発生しています。 (c) 米戸 実氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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