宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:03)
今日、C5.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/28 09:41 C3.5
07:56 C2.2
04:49 C5.0
9/27 22:45 C2.1
20:48 C4.0
15:39 C4.8
14:26 C2.3
13:31 C4.0
13:11 C2.8
05:47 C3.6
00:41 C2.9
9/26 17:51 C4.7
04:29 C1.9

黒点  9/28 (NOAA)
磁場 フレア
3105 16 βγ C5
3107 27 βγ C5
3108 2 β ---
3110 14 β C2
3111 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:55 553 +2.8
-2 h 565 +1.6
-4 h 574 +2.9
-6 h 368 +1.0
-8 h 248 +2.9
-10 h 458 +4.9
-12 h 566 +7.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -37 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.9 3x10^1
9/28 1.9 2x10^2
9/27 1.8 1x10^4
9/26 1.1 4x10^3
9/25 0.9 3x10^3
9/24 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 9/23 13:00 太陽風は平均的な速度で、磁気圏は穏やかです。Cクラスのフレアが続いています。
2022/ 9/24 13:11 太陽で左右にプロミネンスが噴出しています。太陽風は平均的な状態です。
2022/ 9/25 13:07 Cクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風はやや低速です。
2022/ 9/26 13:25 フレアの発生は少なくなっています。太陽風は低速です。
2022/ 9/27 12:49 太陽風の磁場が強まっています。速度は低速です。
最新のニュース

2022/ 9/28 12:03 更新
太陽風は高速になっています。磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

写真を送っていただいてから掲載が遅れてしまったのですが、
ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
世界時23日9時頃に撮影されたオーロラの写真をいただきました。

当時の状況は、9月24日のニュースで見ることができます。
太陽風は400km/秒と平均的な速度でしたが、
磁場が南向きに強まって、-8nTに達する変化が到来しています。
この影響で磁気圏の活動もやや強まって、
AE指数は700nTの中規模の変化が発生しました。

しかし、特に目立つ規模の乱れではなく、
米戸さんもあまり期待せずに撮影に向かったとのことです。
ところが、赤いオーロラは思ったよりも大きく、
南十字を飲み込むくらいに広がっていたとのことです。

南十字は、写真のほぼ中心で右下に傾いて見えていて、
ここまで赤い光が広がっています。
すぐ上にコールサック(石炭袋)と呼ばれる暗い領域が見えています。
右上に伸びる天の川がとてもきれいです。

湖面まで真っ赤に染まって、美しい光景です。
天の川の見え方も圧倒的ですね。
どうもありがとうございます。



太陽風は、昨日のニュースで磁場の強まりをお知らせしましたが、
夕方から速度も上昇を始めて、500km/秒に達して高速風になり、
深夜には570km/秒にまで高まりました。
現在は少し下がっていますが、
550km/秒と高速の状態が続いています。

太陽風の磁場強度は、ニュースの後に30nTまで強まりましたが、
速度が上がり始めると低下に向かい、
現在は5nTと平均的な値に戻っています。

今日のSDO衛星AIA193では見にくくなっていますが、
南半球に広がっていたコロナホールの影響がやって来た様です。

磁場の南北成分は、北向きの時間が長くなっています。
このため、磁気圏は静かな時間帯が長くなっていて、
磁場が時々南を向いた頃に、変化が発生する状態になっています。

太陽風速度の高まりは、これからどのくらい続くでしょうか。
SDO衛星AIA193では、北半球のコロナホールが中心線を越えていて、
明後日くらいからは、こちらの影響も始まる可能性があります。


太陽は、南西(右下)の3105、3107黒点群で、
C1〜4の小規模フレアが10回程度、次々に発生しています。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時23日9時13分頃に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。