宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 9/30 13:38 更新 太陽の北東の端でフレアが続いています。太陽風は再び高速です。 担当 篠原 太陽の北東の端(左上)の向こう側に活動的な領域がある様で、 昨日の午後から今朝にかけて、 C5.6、C5.7、C5.5などの小規模フレアが続いています。 X線グラフでは、時間の長い強まりが3回起きています。 SDO衛星AIA171の動画を掲載します。 フレアの様子は分かりにくいのですが、 プロミネンスが次々と輝いて、とてもきれいです。 C5.7のフレアに伴って発生したCME(コロナ質量放出)の様子を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 太陽の向こう側で発生しているので、地球への影響はありません。 C3(青)の写真の右側で明るく光っている星は、金星です。 SDO衛星の可視光写真では、黒点が見え始めています。 この後、どの様な領域が姿を現すでしょうか。 太陽風は、速度が再び500km/秒台に高まり、 高速の状態に戻っています。 磁場強度は、一旦3nTに下がって、5nTへ上がり、 グラフの最後で7nTへ少し上がっています。 SDO衛星AIA193の 太陽の中心部に見えているコロナホールの影響に 切り替わりつつあるのかもしれません。 コロナホールの広がりを考えると、 これからさらに速度が高まる可能性があります。 磁場強度の変化と共に注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの中盤は0nT付近ですが、 最後で小さい南向きに変化しています。 磁気圏は、ここまでは比較的穏やかで、 AE指数は小さい変化が見られる程度ですが、 この後、磁場が南向きに強まると、 磁気圏の活動も活発になります。 注目してください。 と、記事を書いている最中、 30日13時(世界時30日4時)に、 太陽の北東の端でM1.0の中規模フレアが発生しました。 X線グラフの右端にピークが見えています。 GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。 この後も活動が続きそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左に向かって飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の北東の端で発生したM1.0のフレア。GOES衛星SUVI 131。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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