宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/10/ 1 13:41 更新 太陽の北東の端でMフレアが2回発生しています。高速の太陽風が続いています。 担当 篠原 太陽の北東の端(左上)に現れた黒点は、 3112黒点群と番号が付けられました。 昨日のニュースの時のM1.0に続いて、 今日未明、1日1時(世界時9月30日16時)にM2.9、 1日2時半(世界時9月30日17時半)にM1.9と、 中規模フレアが2回発生し、 その他にC5.5、C7.8などの小規模フレアも発生しています。 昨夜から今朝にかけての活動の様子を、 SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 途中、M2.9とM1.3のフレアが一段と明るく輝いています。 SDO衛星による黒点群の拡大写真を、2枚目に掲載します。 これを見ると、黒点はさらに向こう側に広がっている様です。 この後、どの様な領域が見えてくるでしょうか。 太陽風は、速度のグラフが後半で見にくくなっていますが、 530km/秒程度の高速風が続いている様です。 磁場強度は、14nTに達する強まりの後はゆっくりと低下して、 現在は7nTとやや強まっている程度です。 SDO衛星AIA193では、 赤道域のコロナホールも西側に進んでいます。 この領域の影響は、これから強まって行きそうです。 AE指数は、グラフの途中までは 500〜1000nTの中規模の活動が発生していますが、 その後は静かになっています。 これは、太陽風のグラフの磁場の南北成分(赤線)が、 図の初めは南向き(マイナス)に変化していますが、 その後は0nT付近で変化が小さくなっているためです。 速度が高まっているので、 再び磁場が南向きに変化するようになれば、 磁気圏の活動も強まるでしょう。 3112群のフレアの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3112黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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