宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:18)
今日、M8.7の中規模フレアが発生しました。
また、M2.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 2 13:18 C2.1
11:07 M8.7
05:00 M5.8
03:46 C3.6
03:00 C4.3
02:31 C3.4
10/ 1 16:56 C3.8
14:22 C2.5
13:43 C6.6
13:16 C3.7
12:58 C3.0
08:35 C3.1
07:39 C3.4
02:30 M1.3
01:11 M2.9
00:28 C4.1
00:05 C4.0
9/30 23:06 C7.8
15:54 C5.5
14:22 C2.5
13:39 C5.3
12:49 M1.0
12:21 C2.8
05:13 C5.5

黒点 10/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
3107 6 β C6
3110 5 β M9
3111 3 α C4
3112 15 βγδ M3
3113 8 β C4
3114 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:06 424 +4.2
-2 h 424 +4.7
-4 h 418 -0.8
-6 h 426 +4.0
-8 h 446 +1.2
-10 h 452 -0.1
-12 h 418 +1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -28 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 3x10^1
10/ 2 0.7 2x10^2
10/ 1 0.5 2x10^2
9/30 0.7 1x10^2
9/29 0.8 1x10^2
9/28 1.9 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 9/27 12:49 太陽風の磁場が強まっています。速度は低速です。
2022/ 9/28 12:03 太陽風は高速になっています。磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2022/ 9/29 12:56 太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。太陽風の速度は次第に低下しています。
2022/ 9/30 13:38 太陽の北東の端でフレアが続いています。太陽風は再び高速です。
2022/10/ 1 13:41 太陽の北東の端でMフレアが2回発生しています。高速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2022/10/ 2 14:18 更新
M5.8、M8.7の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽の北西(右上)の3110黒点群の活動が急に強まり、
今朝、2日5時(世界時1日20時)にM5.8、
昼の2日11時(世界時2日2時)にM8.7と、
やや規模の大きい中規模フレアが2回発生しました。
M8に達するフレアの発生は、
8月29日のM8.6以来で、1か月ぶりです。

SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
3110黒点群は、
東の端に現れた世界時9月23日に
M1.7の中規模フレアを起こし、
その2日後にかけてCクラスのフレアを活発に起こしましたが、
その後は目立ったフレアの発生はなく、
穏やかに西側へ進んでいました。
その状況から急にMクラスフレアが発生しています。

GOES衛星SUVI 304では、
2つのフレアに伴って、
コロナのガスが右上に向かって噴き出しているのが見えます。
(2枚目の動画)

この噴出によるCME(コロナ質量放出)を、
SOHO衛星LASCO C2の動画で紹介します。
1つめのM5.8フレアでは、
飛び出したガスは淡くて見つけにくいですが、
2つめのM8.7フレアでは、CMEは濃く噴出しています。
地球に対しては斜め方向なので、影響はなさそうです。

太陽の北東(左上)の3112黒点群は、
こちら側に進んで、全体が見える様になってきました。
SDO衛星による拡大写真を掲載します。
フレアの発生は少なくなっていて、やや落ち着いています。


太陽風は、DSCOVR衛星のグラフでは、
速度の前半のデータがおかしい様で、
後半から450km/秒から420km/秒へ下がる変化が見えています。
ACE衛星のグラフも参照すると、
昨日から速度は400km/秒台に下がっていて、
平均的な状態に戻っていた様です。

磁場強度は、グラフの途中で
6nTから10nTに急に強まる変化が発生しています。
これは、29日のニュースで紹介した
フィラメント噴出の乱れが到来したのかもしれません。
そうであれば、
NOAA/SWPCの予報通りのタイミングで到来しています。

太陽風磁場の南北成分は、北寄りの傾向で推移しています。
磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。

太陽風の速度は400km/秒台に下がっていますが、
SDO衛星AIA193では、
赤道域のコロナホールは西側にだいぶ進んでいます。
この領域の影響による高速風が到来すると思いますが、
どうなるでしょうか。




3110黒点群で発生した、M5.8、M8.7の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2つのMフレアに伴うコロナの噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2つのMフレアに伴うCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


北東の端の3112黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。