宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 9/27 12:49 更新 太陽風の磁場が強まっています。速度は低速です。 担当 篠原 今朝、27日6時(世界時26日21時)頃から、 太陽風の磁場強度が強まり始め、 3nTとやや弱い状態から次第に上昇して、 27日11時(世界時27日2時)頃に21nTに達しました。 その後は16nT前後で推移し、 グラフの最後で再び23nTに強まっています。 速度も同じ頃に上昇していますが、 ここまでは変化は小幅で、 300km/秒から380km/秒に高まった程度と、 低速の状態が続いています。 今後どの様に変化するか、引き続き注目してください。 太陽風のグラフでは、 磁場強度も速度も急な強まりは見られず、 数時間かけてゆっくりと強まっています。 CMEによる乱れというより、 太陽風の大きい構造に関係する乱れなのかもしれません。 磁場の南北成分は、 -10nTに達する南向きの大きい変化が発生して、 AE指数では500〜1000nTの中規模の変化が発生しています。 速度が低速なので、激しい変化にはなっていない様です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の東側にコロナホールの暗い領域が広がっていて、 右端が太陽の中心線に達するくらいです。 このため、3日後くらいから、 この領域の影響で太陽風の速度が高まる可能性があります。 太陽は、中心部南側(下)の3107黒点群で、 C4.7、C3.6などの小規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131の動画の様子では、 特に活発という印象ではありません。 昨夕、26日18時(世界時26日9時)頃に、 太陽の南東の端(左下)で、プロミネンス噴出が発生しました。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 この写真では特に目立つ現象ではなかったのですが、 SOHO衛星LASCO C2、C3では なかなか立派なCMEの噴出が観測されていて、 コロナのガスの広がり方がきれいに見えています。 横方向の噴出なので、地球への影響はありません。 太陽の南東で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左下に向かって飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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