宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:11)
今日、M1.7の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/24 08:16 C3.6
02:51 M1.7
9/23 22:57 C5.6
20:30 C7.2
18:30 C2.7
17:34 C2.8
14:28 C3.4
13:54 C5.0
13:18 C2.6
12:33 C6.0
08:58 C3.5
9/22 23:23 C3.6
20:27 C7.8
13:18 C1.7
10:26 C3.6
08:09 C6.7

黒点  9/24 (NOAA)
磁場 フレア
3102 4 β C6
3105 20 β C8
3107 10 β C6
3108 6 β C2
3109 7 β C7
3110 4 β M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 430 -2.0
-2 h 428 -4.7
-4 h 443 +1.9
-6 h 446 -2.9
-8 h 415 -1.9
-10 h 398 -2.1
-12 h 392 -1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -29 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 7x10^1
9/24 0.7 1x10^3
9/23 0.7 9x10^2
9/22 0.8 5x10^2
9/21 0.8 8x10^2
9/20 1.3 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 9/19 12:50 太陽の南東の端でフレアが発生しています。太陽風の速度が高まっています。
2022/ 9/20 13:56 太陽の南東の端の活動が続いています。太陽風は高速です。
2022/ 9/21 12:37 太陽風は500km/秒と高速です。3102黒点群でフレアが続いています。
2022/ 9/22 13:11 太陽の南東部でフレアが続いています。太陽風は平均的な速度に下がっています。
2022/ 9/23 13:00 太陽風は平均的な速度で、磁気圏は穏やかです。Cクラスのフレアが続いています。
最新のニュース

2022/ 9/24 13:11 更新
太陽で左右にプロミネンスが噴出しています。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

X線グラフで、強度の増加が長時間続くフレアが2回発生しています。
23日23時半(世界時23日14時半)に、
南西(右下)の3102黒点群で発生したC5.6の小規模フレアと、
24日3時(世界時23日18時)に、
北東(左上)の3110群で発生したM1.7の中規模フレアです。

SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
初めに右下で、続いて左上で輝きが発生しています。
しかし、動画をよく見ると、
どちらもフレアの直前にコロナのガスが噴出しています。
そこで、GOES衛星SUVI 304でそれぞれの変化を見ると、
太陽の右と左にプロミネンス噴出が発生していました。
2枚の動画をご覧下さい。

これによりCME(コロナ質量放出)も発生していて、
STEREO Ahead衛星COR2では、
右と左に噴出するコロナのガスが捉えられています。
(SOHO衛星は画像が揃っていませんでした)

どちらも、地球に対しては横方向の噴出なので、
太陽風の乱れはやって来ないと思います。

この他には、
3110群のC7.2などの小規模フレアが発生しています。


太陽風は、速度が400km/秒から430km/秒へ
少し上がる変化が起きている程度です。
磁場強度は7nTから5nTに下がっていて、
どちらも平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
昨日のニュースの後から南寄りに変わり、
-5nT程度の南向きがよく見られる様になっています。
このため、磁気圏の活動がやや強まっていて
AE指数は300〜800nTの小中規模の変化が続く様になっています。

SDO衛星AIA193では、
中心部の南側(下)にコロナホールが広がっています。
明後日くらいからこの領域の影響が始まる可能性があります。



SDO衛星AIA131による、南西のC5.6フレアと、北東のM1.7フレア。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南西側で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北東側で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右と左に噴出するCME。STEREO Ahead衛星COR2。
(c) STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。