宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:49)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/23 05:44 C3.0
04:33 C3.4
8/22 23:02 C5.0
08:36 C2.4
03:01 C2.0
8/21 13:52 C2.9

黒点  8/23 (NOAA)
磁場 フレア
3081 2 α C3
3082 1 α ---
3085 11 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 506 +1.0
-2 h 529 +0.7
-4 h 525 +0.4
-6 h 533 -0.1
-8 h 530 +1.4
-10 h 530 +0.3
-12 h 535 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -14 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 4x10^3
8/23 0.5 9x10^3
8/22 0.5 1x10^4
8/21 0.5 7x10^3
8/20 0.5 1x10^4
8/19 0.6 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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太陽風 1日 (DSCOVR)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/18 13:13 Mクラスのフレアが2回発生しました。太陽風の速度は570km/秒に高まっています。
2022/ 8/19 14:49 3078黒点群でMクラスの中規模フレアが4回発生しています。高速の太陽風が続いています。
2022/ 8/20 12:25 3078黒点群の活動は終わりを迎えそうです。太陽風の乱れが到来しました。
2022/ 8/21 10:29 3078黒点群は穏やかになっています。太陽風の小さい乱れが来ています。
2022/ 8/22 14:06 太陽風は高速の状態が続いています。3085黒点群が少し大きくなっています。
最新のニュース

2022/ 8/23 12:49 更新
高速の太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
世界時18日に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
(私がメールを読める環境にいなかったので、掲載が遅れました)

19日のニュースでお知らせした、
太陽風磁場が南寄りに変化して、580km/秒の高速風と重なって、
磁気圏の活動が強まった頃のオーロラです。

1枚目は、18日21時35分(世界時18日12時35分)です。
AE指数が500nTを超えて大きく変化を始めた頃のオーロラです。
写真中心部の少し右寄りに、右下に大きく傾いた南十字が光っています。
この日は直前まで強い雨が降っていたそうで、
カメラを設置する場所や、ものすごい湿気で苦労したとのことです。

この後、下弦の月が上がってきたそうで、
2枚目は月明かりの中、19日0時19分(世界時18日15時19分)の撮影です。
光柱が何本もダンスを始めたとのことです。
この頃、AE指数は1200nTと大きく変化していました。
写真中心部の左側に、下方通過中の真下を向いた南十字が光っています。

今回の高速太陽風によるオーロラ活動の高まりを感じられる写真を、
どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度は少しずつ低下していますが、
現在も520km/秒と高速の状態が続いています。
17日に始まった高速風は、6日目に入っています。

磁場強度は、6〜7nTで安定しています。
南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。

磁気圏は穏やかになっていて、
AE指数は小さい変化が時々発生する程度です。

SDO衛星AIA193は、
南東の端(左下)にコロナホールの薄暗い領域が見えている程度です。
現在の高速太陽風はどこまで続くでしょうか。


太陽は、中心部北側(上側)の3085黒点群で、
Cクラスの小規模フレアが頻繁に発生しています。
最大は、22日23時(世界時22日14時)のC5.0で、
その他にC1〜3のフレアが8回記録されています。

昨日からの活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
小さい爆発が次々に発生する様子をご覧下さい。

また、南東の端(左下)に新しい黒点が現れています。




ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時18日12時35分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時18日15時19分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


3085黒点群のフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3085黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。