宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 8/20 12:25 更新 3078黒点群の活動は終わりを迎えそうです。太陽風の乱れが到来しました。 担当 篠原 昨日のM1.6の中規模フレア以降、 3078黒点群の活動は低下しています。 昨夕以降、C3〜4の小規模フレアを数回起こした後、 今朝、20日5時半(世界時19日20時半)に C6.7の小規模フレアを起こしましたが、 以降は目立った変化は発生していません。 可視光写真でも黒点はだいぶ小さくなっています。 活動の高まりはこれで終わりそうです。 昨日のニュースで紹介したC4.4フレアと、 M1.6フレアに伴って発生したCME(コロナ質量放出)の動画を掲載します。 地球に対しては斜め方向の噴出なので、 太陽風の乱れは、到来しても小さい変化になりそうです。 太陽風は、今日未明、20日2時(世界時19日17時)に新しい乱れが到来して、 速度は540km/秒から600km/秒へ、 磁場強度は6nTから10nTへ急に強まる変化が発生しています。 速度は、その後670km/秒まで高まっています。 タイミングから考えると、 18日のニュースで紹介したCMEの乱れが到来した様です。 斜め方向の噴出でしたが、はっきりとした変化がやって来ました。 この後、磁場の南北成分は南向きの変化が繰り返し発生し、 速度が一段と高まったこともあって、磁気圏の活動は強まっています。 AE指数の変化は最大で1500nTに達し、 その後も500〜1000nTの中規模の変化が続いています。 太陽風は強まった状態が続いているので、 引き続き注目してください。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは西にだいぶ進み、 中心部から東側(左側)にはコロナホールは見えません。 太陽風は次第に穏やかになりそうです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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