宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 8/19 14:49 更新 3078黒点群でMクラスの中規模フレアが4回発生しています。高速の太陽風が続いています。 担当 篠原 3078黒点群の活動が続いています。 昨夜は、18日19時(世界時18日10時)にM1.3、 18日19時半(世界時18日10時半)にM1.5、 18日23時(世界時18日14時)にM1.3と、 中規模フレアを3回起こし(1枚目の動画)、 先ほど、19日13時半(世界時19日4時半)にも、 3078群として11回目になる M1.6の中規模フレアを起こしています(5枚目の動画)。 その他にもCクラスの小規模フレアを繰り返し起こしていて、 X線グラフは頻繁に変化が発生しています。 昨夜のM1.5のフレアでは、コロナの噴出も発生しています。 2枚目のGOES衛星SUVI 304の動画で紹介します。 この動画では、直後に太陽の北西側(右上)からも 別の噴出が発生しています。 これらの噴出によるCME(コロナ質量放出)の様子を、 3枚目のSOHO衛星LASCO C2、C3の動画でご覧下さい。 これを見ると、あまり濃い噴出ではなかった様です。 地球に対しては斜め方向の噴出なので、 影響は到来しても小さいと思われます。 3078黒点群では、 今朝、19日7時半(世界時18日22時半)に C4.4の小規模フレアが発生したのですが、 この時もコロナの噴出が見られました。 4枚目のGOES衛星SUVI 304の動画で紹介します。 この噴出もCMEになっているでしょう。 6枚目にSDO衛星による3078黒点群の拡大写真を掲載します。 9日に太陽の南東の端(左下)に現れた3078群ですが、 10日経って南西の端に近付いて来ました。 黒点の見え方は昨日よりも小さくなっている様です。 フレアは続いていますが、この後はどの様に推移するのでしょうか。 引き続き注目してください。 太陽風は、550〜580km/秒の高速の風が続いています。 磁場強度は12nTから6nTへゆっくりと下がり、 平均的な値に戻っています。 磁場の南北成分は、昨夕以降南寄りに傾向が変わっています。 このため磁気圏の活動は強まっていて、 AE指数は1000nTを超える大規模な変化が発生し、 グラフの最後でも500〜800nTの中規模の変化が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは西側の南北に見えていて、 もう3〜4日程度は高速の風が続きそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) M1.5フレアに伴って発生したコロナの噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C2、C3によるCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) C4.4フレアに伴って発生したコロナの噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3078黒点群で発生したM1.6の中規模フレア。GOES衛星SUVI 131。。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3078黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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