宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 8/21 10:29 更新 3078黒点群は穏やかになっています。太陽風の小さい乱れが来ています。 担当 篠原 太陽の3078黒点群はすっかり穏やかになってしまいました。 昨日のニュース以降は、 Bクラスの小さいフレアを数回起こした程度です。 X線グラフは変化がなくなり、全体の強度も下がっています。 現在の太陽面は、黒点群はあちこちに現れていますが、 ほとんどは小さい黒点です。 太陽風は、650km/秒の高速状態から、 今日の未明にかけて470km/秒へ下がって来ましたが、 21日2時半(世界時20日17時半)に再び太陽風の変化が到来して、 速度は470km/秒から570km/秒へ、 磁場強度は4nTから7nTへ、それぞれ高まっています。 前日に続いての到来で、 19日のニュースでお知らせしたCME(コロナ質量放出)の乱れが 到来したのではないかと思います。 これ以降、太陽風磁場は南向きの変化が続く様になり、 磁気圏の活動もやや高まっています。 AE指数は、グラフの後半から600nTの中規模の変化が続いています。 現在の太陽風は、速度は520km/秒と高速で、 磁場強度は8nTと少し強まっています。 乱れが到来する前に、太陽風はやや高速くらいに下がっていたので、 今後も速度は低下を続けるのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193では、太陽の中心部から東側(左側)にかけて、 少し薄暗い領域が見えています。 この影響がどの程度やって来るでしょうか。 27日周期の図を見ると、 前周期は7月30日にかけて太陽風は穏やかになっています。 今回では、これは8月26日に相当します。 前周期通りに推移するのか、様子が変わるのか、 この点にも注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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