宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 8/16 14:22 更新 Mクラスの中規模フレアが3回発生しました。太陽風はやや低速になっています。 担当 篠原 昨日のニュース以降、 太陽の南側の3078黒点群の活動が活発になり、 15日23時半(世界時15日14時半)にM1.0、 16日1時半(世界時15日16時半)にM2.7、 16日7時(世界時15日22時)にM1.1と、 Mクラスの中規模フレアが3回発生しています。 Mクラスのフレアの発生は、 世界時7月16日のM1.4以来で、ほぼ1か月ぶりです。 3078群は、この他にも、 C2.6、C3.1、C3.9、C8.4、C5.9など、 Cクラスの小規模フレアをいくつも起こしています。 この様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 どの爆発がどのフレアか、対応させるのも大変です。 3078群は、黒点もより大きく、複雑になっています。 SDO衛星による拡大写真を掲載します。 この領域の活動に、今後も注目してください。 太陽では、昨日の昼、15日13時(世界時15日4時)に、 太陽の南西側(右下)でフィラメント噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 太陽の右下に向かって、コロナのガスが噴出しています。 この噴出によるCME(コロナ質量放出)の様子を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 この動画では、15日22時(世界時15日13時)以降にも、 次々とCMEが飛び出しています。 これは、3078群や南西側の領域で発生した活動によるものです。 これらのCMEは、地球に対しては斜め方向の噴出で、 影響は小さいものに留まりそうです。 そして、今日の昼、16日11時(世界時16日2時)に 3078黒点群で発生したC5.9の小規模フレアの時に、 GOES衛星SUVI 304では、 コロナのガスが噴出する様子が見えています。 これもCMEとなっている様です。 太陽が一気ににぎやかになっています。 引き続き注目してください。 太陽風は、昨日のニュース以降はゆっくりと速度が下がり、 今朝、400km/秒台を割って、 現在は370km/秒とやや低速の状態になっています。 磁場強度は、5nTから一旦2nTに下がり、 現在は4nTくらいに戻っています。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数は、500nTの中規模の変化が1回発生した程度で、 その他は変化がありません。 SDO衛星AIA193では、 北半球から南半球へ、 コロナホールが大きく曲がりながら伸びています。 明日くらいからこの領域の影響で、 太陽風の速度が再び高まる可能性があります。 また、昨日お知らせした、 14日夜のフィラメント噴出による太陽風の乱れが、 今夜から明日にかけて到来する可能性があります。 高速風の立ち上がりと重なって、 変化が分かりにくくなるかもしれません。 太陽風磁場の強まりや、南向きの変化に注目してください。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3078黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 太陽の南西側で発生したフィラメント噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽から次々と噴出するCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3078群のC5.9フレアに伴う噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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