宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 8/12 10:47 更新 550km/秒の高速太陽風が続いています。磁場が南向きになり磁気圏活動が強まりました。 担当 篠原 太陽風の速度は、550km/秒前後で推移していて、 高速の状態が続いています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態でしたが、 昨夜くらいからゆっくりと上昇して、 10nTまで強まっています。 磁場の南北成分は、昨夜から今朝にかけて、 -5nT程度の南向きの変化が続きました。 このため、磁気圏の活動が強まって、 AE指数は、1000nT前後の活発な変化が半日ほど続いています。 太陽風のグラフの最後では、 磁場の南北成分は0nT付近に戻っています。 このため、磁気圏の活動はこの後落ち着きそうです。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは西の端に近付き、 太陽の中心付近は、ぼんやりと光っています。 高速風は終わりに向かいそうですが、どう推移するでしょうか。 また、SDO衛星AIA193では、 東端近く(左側)に縦に伸びるコロナホールが見えています。 27日周期の図の前周期(7月16日)の太陽コロナ写真を見ると、 同じような場所にコロナホールが見えています。 この領域は7月19日頃に太陽の中心に達し、 22日から太陽風の速度が高まっています。 今回も同じような変化が見られるかもしれません。 太陽は、昨日、11日15時と15時半(世界時11日6時と6時半)に、 南西(右下)の3077黒点群で、C1.1、C1.2の小規模フレアが発生しました。 GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。 このところ太陽が穏やかになっているため、 フレアの動画を掲載するのは8月1日以来です。 放射線帯の高エネルギー電子は、さらに増加しています。 青線のGOES17 (9日の記事は、17の誤りでした) に続いて、 赤線のGOES16も1万に達しています。 3077黒点群で発生した、C1.1、C1.2の小規模フレア。GOES衛星SUVI 131。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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