宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/11 --- ---
8/10 --- ---
8/ 9 --- ---

黒点  8/11 (NOAA)
磁場 フレア
3071 1 α ---
3074 1 α ---
3076 1 α ---
3077 6 β ---
3078 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:55 556 -1.4
-2 h 575 +0.4
-4 h 586 -1.9
-6 h 560 +0.4
-8 h 581 -1.7
-10 h 584 +1.6
-12 h 584 -0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -20 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^4
8/11 0.5 2x10^4
8/10 0.5 2x10^4
8/ 9 0.6 1x10^4
8/ 8 0.5 1x10^3
8/ 7 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/ 6 13:04 太陽風はやや低速になっています。フィラメント噴出が発生しました。
2022/ 8/ 7 14:19 太陽の向こう側でCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2022/ 8/ 8 12:36 太陽コロナの立体視画像を作りました。太陽風は高速になっています。
2022/ 8/ 9 12:31 高速の太陽風が続いています。磁気圏活動の高まりは落ち着きそうです。
2022/ 8/10 12:52 高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。太陽立体視画像その2をどうぞ。
最新のニュース

2022/ 8/11 10:06 更新
太陽風は高速の状態が続いています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュースの後に600km/秒へ上がり、
以降、580km/秒へゆっくりと下がっています。
ただ、速度のグラフはしばらく平坦になっていて、
この辺りの値には少し問題があるのかもしれません。
グラフの終わり頃でも、530km/秒との間を上下していて、
判断が難しいです。

磁場強度は、6nTから4nTヘゆっくりと下がっています。
高速風の領域は後半に入ろうとしているのかもしれません。

SDO衛星AIA193では、コロナホールはだいぶ西に進んでいます。
この位置関係からも、高速風は終わりが近づいている様に思います。

磁場の南北成分は、振れ幅は小さくなっていますが、
南北に変化しています。
磁気圏の活動はある程度高まっていて、
AE指数は600nTの中規模の変化が数時間おきに発生しています。

太陽風の磁場強度が下がってきたので、
AE指数の変化は次第に小さくなっていくのではないでしょうか。


太陽は、Bクラスの小さい変化が度々発生する様になっています。
規模は小さいので、全体としては穏やかです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
高まった状態が続いています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。