宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:20)
昨日、C2.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/13 --- ---
8/12 19:08 C2.1
8/11 --- ---

黒点  8/13 (NOAA)
磁場 フレア
3071 1 α ---
3074 1 α ---
3076 8 β C1
3077 4 β C2
3078 3 β ---
3079 8 β C1
3080 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:15 547 +0.7
-2 h 547 +0.7
-4 h 551 +1.7
-6 h 552 +1.7
-8 h 553 -0.1
-10 h 564 -0.3
-12 h 568 -0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -18 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -27 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 7x10^3
8/13 0.5 8x10^3
8/12 0.5 3x10^4
8/11 0.5 2x10^4
8/10 0.5 2x10^4
8/ 9 0.6 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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X線3日1日 (GOES)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/ 8 12:36 太陽コロナの立体視画像を作りました。太陽風は高速になっています。
2022/ 8/ 9 12:31 高速の太陽風が続いています。磁気圏活動の高まりは落ち着きそうです。
2022/ 8/10 12:52 高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。太陽立体視画像その2をどうぞ。
2022/ 8/11 10:06 太陽風は高速の状態が続いています。
2022/ 8/12 10:47 550km/秒の高速太陽風が続いています。磁場が南向きになり磁気圏活動が強まりました。
最新のニュース

2022/ 8/13 10:20 更新
太陽でC1〜2のフレアが発生しています。太陽風は高速の状態が続いています。

担当 篠原

昨夕から夜にかけて、
太陽の北東の端(左上)でプロミネンスの噴出が発生しました。
きれいに見えていたので、
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
地球への影響はありません。

太陽では、中心部北側の3076黒点群と、
昨日から見え始めた
中心部南側の3079黒点群の活動が少し高まっていて、
C1台の小規模フレアが5回と、
その他にも小さい活動が頻繁に発生しています。
特に3079群は、これからどのように変化するか注目して下さい。

1日間のフレアとしては、
3077群で発生したC2.1の小規模フレアが最大です。

太陽では、あちこちで新しい黒点が出現しています。
フレアの発生も増えるでしょうか。


太陽風は、550km/秒の高速の風が続いています。
8日に始まった高速風は、6日目に入っています。
SDO衛星AIA193では、
コロナホールは西の端に達しています。
太陽風速度の高まりはどこまで続くでしょうか。

太陽風の磁場強度は、4nTに下がっています。
南北成分は、途中で南を向いた以外は、
0nT付近か北向きの傾向です。
このため、AE指数も途中に700nTの中規模の変化がありますが、
その他では変化は小さく、現在の磁気圏は穏やかです。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
東側(左側)に ">" の様に縦に伸びるコロナホールが見えています。
前の周期の画像と比べると(2枚目の写真)、
2周期前(54日前)は、南北に小さい広がりがあるだけでしたが、
1周期前(27日前)には、縦に広がりが大きくなり、
今回、赤道でしっかり繋がった様に見えています。

27日周期の図を見ると、
前周期は7月22日に太陽風速度の高まりが始まっています。
これを現在のグラフに対応させると、8月18日に相当しますが、
実際にはどの様な変化になるでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、
今日は少し下がっていて、どちらのグラフも1万を割っています。




太陽の北西の端で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。