宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:38)
今日、C4.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/14 07:44 C4.4
03:15 C2.1
8/13 21:33 C6.7
17:26 C2.8
16:18 C6.9
13:51 C3.2
11:36 C2.0
8/12 19:08 C2.1

黒点  8/14 (NOAA)
磁場 フレア
3071 1 α ---
3074 1 α ---
3076 10 β C1
3077 2 α C2
3078 2 α C1
3079 9 β C7
3080 2 α ---
3081 9 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:25 504 -2.2
-2 h 502 +1.3
-4 h 509 -1.5
-6 h 508 -1.8
-8 h 517 -1.3
-10 h 529 -1.8
-12 h 513 -2.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -22 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 9x10^3
8/14 0.5 1x10^4
8/13 0.5 8x10^3
8/12 0.5 3x10^4
8/11 0.5 2x10^4
8/10 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/ 9 12:31 高速の太陽風が続いています。磁気圏活動の高まりは落ち着きそうです。
2022/ 8/10 12:52 高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。太陽立体視画像その2をどうぞ。
2022/ 8/11 10:06 太陽風は高速の状態が続いています。
2022/ 8/12 10:47 550km/秒の高速太陽風が続いています。磁場が南向きになり磁気圏活動が強まりました。
2022/ 8/13 10:20 太陽でC1〜2のフレアが発生しています。太陽風は高速の状態が続いています。
最新のニュース

2022/ 8/14 10:38 更新
C6.8、C6.7などの小規模フレアが発生しています。高速太陽風は速度が下がり始めています。

担当 篠原

昨日注目した3079黒点群の活動が強まり、
Cクラスの小規模フレアを活発に起こすようになっています。

ニュースの直後にC2〜3のフレアが発生し、
13日16時(世界時13日7時)には、C6.8、
13日21時半(世界時13日12時半)には、C6.7と、
やや規模の大きい小規模フレアを起こしました。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。

3079群では、この後もC1〜2のフレアが
5回ほど発生しています。
引き続き注目して下さい。

また、太陽の北東(左上)に新しく現れていた黒点には、
3081群と番号が付けられましたが、
ここで、今朝、14日8時(世界時13日23時)に
C4.4の小規模フレアが発生しました。
前の動画の後半で、このフレアの様子を紹介します。

3081群は、黒点の規模も大きくなっています。
この後もフレアを活発に起こすようになるでしょうか。

太陽の中心部南東側(左下)の3078群では、
今日未明、14日2時(世界時13日17時)頃に、
小規模の爆発現象が見られました。
SDO衛星AIA193の動画を見ると(2枚目の動画)、
活動領域の周囲へコロナの乱れが広がっています。

SOHO衛星LASCO C2によると、
この後に、太陽の下側へ向かって
淡いCME(コロナ質量放出)が広がっています。
地球に対しては斜め方向の噴出ですが、
3日後くらいに弱い影響がやって来るかもしれません。

どれも規模としては小規模の現象ですが、
久しぶりに太陽がにぎやかになった感じがします。


太陽風は、550km/秒から500km/秒へ速度がゆっくりと低下しています。
高速太陽風は終わりに近づいているのではないでしょうか。

磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。
南北成分は、南北に頻繁に変化しています。
このため、磁気圏の活動はある程度高まった状態が続いていて、
AE指数は、500nT前後の中規模の変化が繰り返し発生しています。

このまま太陽風の速度が下がっていく様であれば、
磁気圏の活動も規模が次第に小さくなっていくでしょう。

SDO衛星AIA193では、次のコロナホールが太陽の中心線に達しています。
3日後くらいからこの領域の影響が始まりそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、再び1万に達しています。
太陽風の速度が下がると、
この後はゆっくりと減少するでしょう。



3079群のC6.8、C6.7と、3081群のC4.4小規模フレアの様子。GOES衛星SUVI 131。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南側の3078群で小規模の爆発が発生しています。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の下側へ向かって広がるCME。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。