宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/ 7/31 13:24 更新 太陽の向こう側でCMEが発生しました。太陽風は低速です。 担当 篠原 昨日の昼、30日12時(世界時30日3時)に、 SOHO衛星LASCO C2で、 太陽の下半分を囲む様に広がる CME(コロナ質量放出)が観測されました。 C2、C3による動画を掲載します。 太陽を地球よりも左斜めから観測している STEREO Ahead衛星のCOR2では、 CMEは左側に少し偏って広がっています。 このため、CMEは太陽の向こう側で発生した様です。 従って、地球への影響はありません。 太陽のこちら側はとても穏やかです。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が 数回発生している程度です。 太陽風は、350km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、5nTから10nTへ上がり、 その後8nTへ少し下がる変化をしています。 少し強まった状態です。 磁場の南北成分は、北寄りとなっています。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールがだいぶ西に進んでいます。 この後、この領域の影響で太陽風の速度が高まる可能性があります。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星COR2によるCME。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |