宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 7/27 13:11 更新 太陽風は平均的な速度が続いています。C8.5の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、DSCOVR衛星のデータが良くない様なので、 ACE衛星のグラフを参照して下さい。 (NOAA/SWPCのページもACE衛星の値が表示されていました) これによると、今朝までは400km/秒で安定していましたが、 グラフの最後で470km/秒くらいに高まる変化が発生しています。 磁場のグラフは、どちらの図も同じ様な変化になっていて、 7nTに少し強まった状態が続いていましたが、 速度と反対に、こちらはグラフの最後で5nTへ少し下がっています。 磁場データに特に変化が見られないので、 速度の高まりは一時的な変化で終わるのではないでしょうか。 磁場の南北成分は、グラフの中盤から弱い南寄りになっています。 速度は平均的な状態なので、磁気圏の活動は特に高まってはおらず、 AE指数は、300nTの小規模の変化が時々発生している程度です。 SDO衛星AIA193は、 太陽の中心部に目立つ規模のコロナホールはなく、 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、深夜、27日0時(世界時26日15時)に、 北西の端(右上)の3060黒点群で、 C8.5と大きめの小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 ぎりぎりこちら側の現象の様です。 その他は、SDO衛星AIA193でも明るい領域が少ない状態で、 太陽は穏やかに推移しています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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