宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:08)
今日、C3.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/24 07:21 C3.6
04:36 C1.6
02:51 C1.9
00:04 C1.8
7/23 --- ---
7/22 08:39 C6.1

黒点  7/24 (NOAA)
磁場 フレア
3057 1 α C4
3059 1 α ---
3060 6 β ---
3062 1 α ---
3063 2 β ---
3064 10 β C2
3065 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:55 541 -1.7
-2 h 554 -1.6
-4 h 547 -2.1
-6 h 517 -1.4
-8 h 514 -0.9
-10 h 537 +0.2
-12 h 548 +2.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -22 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 6x10^2
7/24 0.5 1x10^3
7/23 0.5 2x10^3
7/22 0.5 4x10^3
7/21 0.5 5x10^3
7/20 0.5 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 7/19 14:38 太陽風の乱れが到来しました。太陽風の速度はやや高まっています。
2022/ 7/20 14:40 太陽風磁場の南向きの強まりが続き、磁気圏の活動が高まりました。現在は穏やかです。
2022/ 7/21 12:51 太陽風磁場の強まりは終わり、太陽風は低速になっています。
2022/ 7/22 13:02 CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。太陽風は平均的な速度です。
2022/ 7/23 13:01 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。太陽風は高速の状態です。
最新のニュース

2022/ 7/24 12:08 更新
太陽の向こう側でCMEが発生しました。太陽風の乱れは落ち着いています。

担当 篠原

今朝、24日4時(世界時23日19時)に、
SOHO衛星LASCO C2で、太陽を丸く囲むように広がる、
フルハロー型のCME(コロナ質量放出)が観測されました。
連続するように、右下に激しく飛び出すCMEも発生しています。
C2、C3による動画を掲載します。

GOES衛星SUVI 304を見ると、
太陽の右下に向かってプロミネンスが大きく噴き上がっています。
右下に飛び出すCMEは、この現象によるものでしょう。
その前のハロー型のCMEにつては、
SDO衛星の画像で太陽の中心部に目立つ変化は発生していないので、
太陽の向こう側の現象ではないかと思います。

太陽を左斜めから観測している
STEREO Ahead衛星COR2の動画を3枚目に掲載します。
こちらでは、ハロー型のCMEは
やや左寄りに飛び出している様に見えます。
もしそうであれば、
太陽の向こう側の現象と考えることができます。

太陽のこちら側では、
西の端(右端)に沈んで行った3057黒点群の活動が少し高まって、
C1〜3の小規模フレアを6回ほど起こしています。
中心部西側の3064群でも、
C1台の小規模フレアが3回発生しています。
小さい活動ですが、X線グラフが少しにぎやかになっています。


太陽風は、昨日のニュース以降は
速度も磁場強度も下がり続けていて、
速度は640km/秒から540km/秒へ、
磁場強度は15nTから4nTへ、それぞれ変化しています。

高速の状態は続いているので、
コロナホールの影響はまだ続いている様です。

太陽風磁場の南北成分は、
昨日のニュースの後、北寄りに変わり、
今日未明から、再び弱い南寄りになっています。

磁気圏の活動はあまり高まらず、
AE指数は、乱れの到来直後に
1000nTを超えるる大きい変化が発生していますが、
以降は、500nTくらいの小規模の変化が発生している程度です。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは西の端に近付いています。
太陽風速度の高まりは、終わりを迎えそうです。




太陽を丸く囲むフルハロー型のCMEが発生しました。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の向こう側で発生したプロミネンスの噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星COR2によるCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。