宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 7/ 5 14:24 更新 C9.8の小規模フレアが発生しています。6月の黒点相対数は 70.5 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、6月の黒点相対数は 70.5 と発表されました。 その前の5月は 96.5 と、3桁まであと少しだったのですが、 一旦、下がることになりました。 その傾向はフレアの発生数でも現れていて、 NOAA/SWPCの記録を数えると、 C以上のフレアは、4月は226回、5月は257回起きていましたが、 6月は107回と半減しています。 全体としては活動の極大に向かっているので、 この後、再び増加することは間違いないでしょう。 引き続き活動の推移に注目してください。 その太陽では、昨夜からフレアの発生が増えて、 X線グラフの強度も上がっています。 目立つフレアは、中心部北東側(左上)の3050黒点群で (現在は黒点が見えなくなっています)、 昨夜、4日22時半(世界時4日13時半)にC5.1の小規模フレア。 北東の端で、5日12時半(世界時4日3時半)にC5.8の小規模フレア。 直後の5日13時(世界時5日4時)に、南東(右下)の3047群で C9.8とMクラス寸前の小規模フレアが発生しています。 最後のC9.8フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 太陽全体の画像では、直前のC5.8も左上の端で見えています。 この後も活動は続くでしょうか。 注目してください。 太陽風は、昨夜遅くまで磁場強度が15nTに強まった状態が続きましたが、 その後は低下して、現在は3nTとやや弱くなっています。 速度は、370km/秒とやや低速の状態から、 一旦、480km/秒に上がりましたが、 少し下がって、現在は420km/秒と平均的な速さに戻っています。 SDO衛星AIA193で見えているコロナホールの影響は、 これからの様です。 AE指数は、太陽風磁場が南向きに変化した頃に、 1000nTに達する大きな変化が発生しています。 現在は、磁場の南北成分は0nT付近で変化が小さくなっていて、 AE指数も変化が見られない状態になっています。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 3047黒点群で発生した、C9.8の小規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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