宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:24)
今日、C9.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 5 12:58 C9.8
12:35 C5.8
7/ 4 22:25 C5.1
04:36 C3.2
7/ 3 --- ---

黒点  7/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
3045 1 α ---
3046 1 α ---
3047 9 β ---
3049 1 α ---
3050 4 β C5
3051 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 411 +0.6
-2 h 429 +0.4
-4 h 417 +1.4
-6 h 424 -0.1
-8 h 436 -2.5
-10 h 431 -4.4
-12 h 475 -2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -16 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -28 -/ -
-10 h -30 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 3x10^1
7/ 5 0.7 3x10^2
7/ 4 0.5 2x10^2
7/ 3 0.6 1x10^2
7/ 2 0.5 2x10^4
7/ 1 0.5 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 6/30 12:45 太陽風は平均的な速さに下がっています。磁気圏は穏やかです。
2022/ 7/ 1 12:51 太陽風は低速になっています。太陽の向こう側でCMEが発生しています。
2022/ 7/ 2 13:49 太陽風磁場の強まりが到来しています。磁気圏の活動が強まっています。
2022/ 7/ 3 13:15 太陽風磁場の強まりは終わりました。太陽風は低速です。
2022/ 7/ 4 14:31 太陽風磁場が再び強まっています。コロナホールの影響が始まりそうです。
最新のニュース

2022/ 7/ 5 14:24 更新
C9.8の小規模フレアが発生しています。6月の黒点相対数は 70.5 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、6月の黒点相対数は 70.5 と発表されました。
その前の5月は 96.5 と、3桁まであと少しだったのですが、
一旦、下がることになりました。

その傾向はフレアの発生数でも現れていて、
NOAA/SWPCの記録を数えると、
C以上のフレアは、4月は226回、5月は257回起きていましたが、
6月は107回と半減しています。

全体としては活動の極大に向かっているので、
この後、再び増加することは間違いないでしょう。
引き続き活動の推移に注目してください。


その太陽では、昨夜からフレアの発生が増えて、
X線グラフの強度も上がっています。

目立つフレアは、中心部北東側(左上)の3050黒点群で
(現在は黒点が見えなくなっています)、
昨夜、4日22時半(世界時4日13時半)にC5.1の小規模フレア。
北東の端で、5日12時半(世界時4日3時半)にC5.8の小規模フレア。
直後の5日13時(世界時5日4時)に、南東(右下)の3047群で
C9.8とMクラス寸前の小規模フレアが発生しています。

最後のC9.8フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
太陽全体の画像では、直前のC5.8も左上の端で見えています。

この後も活動は続くでしょうか。
注目してください。


太陽風は、昨夜遅くまで磁場強度が15nTに強まった状態が続きましたが、
その後は低下して、現在は3nTとやや弱くなっています。
速度は、370km/秒とやや低速の状態から、
一旦、480km/秒に上がりましたが、
少し下がって、現在は420km/秒と平均的な速さに戻っています。

SDO衛星AIA193で見えているコロナホールの影響は、
これからの様です。

AE指数は、太陽風磁場が南向きに変化した頃に、
1000nTに達する大きな変化が発生しています。
現在は、磁場の南北成分は0nT付近で変化が小さくなっていて、
AE指数も変化が見られない状態になっています。



太陽黒点相対数の長期変化。6月の黒点相対数は 70.5 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


3047黒点群で発生した、C9.8の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。