宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:45)
今日、C1.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/30 08:05 C1.4
6/29 --- ---
6/28 03:26 C1.4

黒点  6/30 (NOAA)
磁場 フレア
3040 3 β C1
3042 3 β ---
3043 1 α ---
3044 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 433 +2.0
-2 h 434 -0.4
-4 h 443 +1.6
-6 h 469 +1.8
-8 h 462 +2.8
-10 h 465 +2.3
-12 h 481 +4.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -5 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 6x10^3
6/30 0.5 9x10^3
6/29 0.6 1x10^4
6/28 0.5 9x10^3
6/27 0.5 1x10^4
6/26 0.6 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 6/25 13:48 太陽風磁場が南向きに変化して、磁気圏の活動がやや強まりました。
2022/ 6/26 12:50 太陽風は高速風になっています。磁気圏の活動が強まりました。
2022/ 6/27 13:17 太陽風は更に高速になっています。プロミネンス噴出が発生しています。
2022/ 6/28 13:17 高速の太陽風が続いていますが、速度は下がり始めている様です。
2022/ 6/29 13:31 高速の太陽風が続いています。フィラメント噴出が発生しました。
最新のニュース

2022/ 6/30 12:45 更新
太陽風は平均的な速さに下がっています。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

昨日の朝のフィラメント噴出によるCME(コロナ質量放出)は、
かなり淡かった様で、
SOHO衛星のLASCO C2、C3では、
噴出ははっきりとは分かりませんでした。

一方、太陽を左斜めから観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2では、
太陽の右に向かって噴き出すCMEが見えていました。
動画を掲載します。

CMEは地球へ向かっている可能性があり、
7月3日頃に太陽風磁場の強まりなどが到来するかもしれません。

太陽では、今朝、30日8時(世界時29日23時)に、
北東の端(左上)でC1.4の小規模フレアが発生しています。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
この後、活動的な領域が現れるでしょうか。


太陽風は、昨日のニュース以降、
速度がゆっくりと低下して、
現在は430km/秒と平均的な速さに戻っています。

27日周期の図を見ると、
今回の高速風はおよそ4日続きました。

太陽風の磁場強度は、3nTとやや弱くなっています。
南北成分は弱い北寄りになっていて、磁気圏は穏やかです。
AE指数は特に変化のない状態です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真によると、
中心部南側のコロナホールは広がりが小さく、
影響は小さそうです。

北東側(左上)にもう一つコロナホールが見えていて、
次の太陽風速度の高まりは、
この領域の影響になるかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、増加した状態が続いています。
太陽風が穏やかになったので、
今後はゆっくりと減少するでしょう。



STEREO Ahead衛星COR2による、昨日のフィラメント噴出のCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北東の端で発生したC1.4の小規模フレア。GOES衛星SUVI 131。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。