宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 7/ 3 13:15 更新 太陽風磁場の強まりは終わりました。太陽風は低速です。 担当 篠原 13nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、 昨日の夜になるとゆっくりと下がり始め、 今朝、8nTまで下がったところで急に4nTへ下がり、 平均的な状態に戻っています。 太陽風の速度は、340km/秒から300km/秒へ下がり、 より低速になっています。 南向きに強まっていた磁場の南北成分は、 昨夜には北向きに切り替わり、以降、この状態です。 このため、磁気圏の活動も穏やかになっています。 AE指数のグラフを見ると、 初めの頃は700nT前後の変化が続いていますが、 途中から変化がなくなって、穏やかになっています。 (線が太いままなのは、一部のデータの関係だと思います) SDO衛星AIA193では、 北半球の真ん中にコロナホールが大きく広がっています。 この領域の影響で、 明後日くらいから、高速の太陽風が始まりそうです。 太陽は、北東(左上)の3046黒点群で Bクラスの小さいフレアが数回発生しています。 可視光写真では、左側に新しい黒点が現れています。 この後、更に発達するでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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