宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/ 7/ 4 14:31 更新 太陽風磁場が再び強まっています。コロナホールの影響が始まりそうです。 担当 篠原 太陽風は、昨日のニュースの後から磁場が強まり始め、 夜には10nTに達し、更に、今日の昼には20nTへ強まっています。 29日のフィラメント噴出による乱れが 到来した可能性があります。 300km/秒と低速だった太陽風の速度は、 昨夜以降320km/秒へ少し上がり、 今朝から再び上昇して、 現在は370km/秒とやや低速の状態に達しています。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場の強まり以降北向きの傾向が続いていましたが、 今朝から昼にかけて南向きに強まり、現在は0nT付近です。 AE指数は、グラフが太くなっていて変化が見にくいですが、 グラフの中盤までは変化が少なく、 後半にやや大きい変化が発生している様です。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが更に西に進み、 影響が始まる目安の位置に近付いています。 今回の磁場の乱れに続く様に、 速度の高まりが始まるかもしれません この後の推移に注目して下さい。 太陽は、南西の端(右下)に沈んで行った3040黒点群で C3.1の小規模フレアが発生した程度で、 その他の領域は穏やかです。 鹿児島は、台風4号の影響で雨が次第に強まってきました。 今のところ、風は特にありません。 予報では、今夜から明日の午前中にかけて雨が強まる様です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |