宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:49)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 2 --- ---
7/ 1 --- ---
6/30 08:05 C1.4

黒点  7/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
3040 7 β ---
3045 1 α ---
3046 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 341 -12.6
-2 h 348 -7.6
-4 h 352 -6.8
-6 h 351 -5.3
-8 h 352 -2.4
-10 h 352 -0.9
-12 h 351 +0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -24 -/ -
-2 h -30 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h 7 -/ -
-8 h 14 -/ -
-10 h 23 -/ -
-12 h 20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 5x10^2
7/ 2 0.5 2x10^4
7/ 1 0.5 8x10^3
6/30 0.5 9x10^3
6/29 0.6 1x10^4
6/28 0.5 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 6/27 13:17 太陽風は更に高速になっています。プロミネンス噴出が発生しています。
2022/ 6/28 13:17 高速の太陽風が続いていますが、速度は下がり始めている様です。
2022/ 6/29 13:31 高速の太陽風が続いています。フィラメント噴出が発生しました。
2022/ 6/30 12:45 太陽風は平均的な速さに下がっています。磁気圏は穏やかです。
2022/ 7/ 1 12:51 太陽風は低速になっています。太陽の向こう側でCMEが発生しています。
最新のニュース

2022/ 7/ 2 13:49 更新
太陽風磁場の強まりが到来しています。磁気圏の活動が強まっています。

担当 篠原

太陽風のグラフを見ると、
昨夕、1日18時(世界時1日9時)に速度や密度に小さい高まりが発生し、
そこから磁場が次第に強まって、
3nTとやや弱い状態から、現在は13nTに強まっています。
太陽風の速度は、350km/秒と低速の状態が続いています。

CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが到来している様です。
29日のニュースで29日朝のフィラメント噴出を紹介しましたが、
この乱れだと到来まで2日半になり、
太陽風が低速であることを考えると早過ぎるように思います。

一方、27日のニュースで26日昼のプロミネンス噴出を紹介しています。
こちらだと到来まで5日となるので、低速風の条件と合いそうです。
CMEの噴出が横向きだったので、
影響がやって来るかどうか微妙だったのですが、
現在の磁場の強まりとしてやって来ているのかもしれません。

磁場の南北成分は、今朝以降南向きに強まっていて、
現在は-10nTを超えています。
ただ、速度が下がっているため影響は限定的で、
AE指数は800nTくらいの中規模の変化が連続し、
グラフの最後で1000nTを少し超える大きい変化が発生しています。
磁場の南向きの強まりはどこまで続くでしょうか。

グラフの様子では、磁場の強まりは最大に達している様です。
ここからは次第に下がっていきそうです。

今回の乱れが26日のCMEによるものであれば、
この後に29日のCMEによる乱れがやって来る可能性があります。
注目して下さい。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
北半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。
3日後くらいから太陽風の速度が高まる可能性があります。


太陽は、X線グラフはほとんど変化がなく、
穏やかな状態です。

小さい黒点が東側に新しく現れています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。