宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
昨日、C1.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/29 --- ---
6/28 03:26 C1.4
6/27 --- ---

黒点  6/29 (NOAA)
磁場 フレア
3040 8 β C1
3041 3 β ---
3042 4 β ---
3043 4 β ---
3044 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 520 -0.5
-2 h 514 +0.7
-4 h 518 -2.1
-6 h 522 -2.7
-8 h 518 -2.1
-10 h 497 -0.5
-12 h 529 +2.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 4x10^3
6/29 0.6 1x10^4
6/28 0.5 9x10^3
6/27 0.5 1x10^4
6/26 0.6 2x10^3
6/25 0.6 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 6/24 12:59 太陽風は平均的な速度です。プロミネンス噴出が発生しています。
2022/ 6/25 13:48 太陽風磁場が南向きに変化して、磁気圏の活動がやや強まりました。
2022/ 6/26 12:50 太陽風は高速風になっています。磁気圏の活動が強まりました。
2022/ 6/27 13:17 太陽風は更に高速になっています。プロミネンス噴出が発生しています。
2022/ 6/28 13:17 高速の太陽風が続いていますが、速度は下がり始めている様です。
最新のニュース

2022/ 6/29 13:31 更新
高速の太陽風が続いています。フィラメント噴出が発生しました。

担当 篠原

太陽風は、520km/秒と高速の風が安定して続いています。
26日の朝に始まった今回の高速風は、4日目に入っています。

磁場強度は、5nTから3nTへゆっくり下がり、
やや弱くなっています。
高速風の終わりが近付いているのかもしれません。

磁場の南北成分は、変化の幅は小さくなっています。
グラフの途中で南寄りになる時間帯があり、
この頃に、AE指数で900nTの中規模の変化が発生しています。
その他は、穏やかな状態です。

SDO衛星AIA193では、南東側(左下)や北東の端(左上)に
小さいコロナホールが見える程度です。
この後は穏やかな太陽風になりそうです。


太陽では、今朝、29日7時(世界時28日22時)頃に、
中心部の北側で、フィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
薄暗く見えるコロナのガスが、太陽を飛び出す様子が見えています。

この噴出により、
CME(コロナ質量放出)が発生している可能性があります。
今後のSOHO衛星の画像に注目してください。
発生地点が中心に近いので、
太陽風の乱れは地球へ到来する可能性があります。

磁場の強まりがやって来て、南向きに強まった場合は、
磁気圏の活動も強まるでしょう。

X線グラフは、Bクラスの小さい変化ばかりで、
フレアの活動としては太陽は穏やかです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES17(青線)がちょうど1万の線に達しています。




太陽の中心部で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。