宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 6/28 13:17 更新 高速の太陽風が続いていますが、速度は下がり始めている様です。 担当 篠原 SDO衛星の画像が更新されました。 22日以来の久しぶりの可視光写真を見ると、 中心部の右下に、フレアが続いていた3040黒点群が見えています。 また、北西の端(右上)に3041群があり、 中心部の北寄りや南東側(左下)にも小さい黒点が見えています。 目立ったフレアは、3040群のC1.4程度で、 太陽は穏やかです。 太陽風の速度は、グラフの初めはデータがおかしく、 途中の550km/秒以降が正しい値だと思います。 現在も530km/秒と高速風が続いていますが、 速度はゆっくりと下がりつつある様です。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 昨日のニュースの後に南向きの傾向は終わり、 その後は、0nT付近か北寄りで推移しています。 このため、磁気圏の活動は穏やかになっていて、 AE指数は、初めに1000nTに達する大きな変化が残っていますが、 以降は、変化が小さくなっています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません。 現在の高速風の後は、穏やかな太陽風になりそうです。 今回の高速太陽風の影響で、 放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 GOES-17の青線が、1万の線に達しそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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