宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 6/27 13:17 更新 太陽風は更に高速になっています。プロミネンス噴出が発生しています。 担当 篠原 DSCOVR衛星のデータが乱れていて、 速度が読み取りにくくなっていますが、 太陽風は、昨日以降、500km/秒台中盤の状態が続いている様です。 一方、ACE衛星のデータを参照すると、 こちらでは太陽風の速度は 600〜650km/秒台に高まっているとのことです。 こちらは少し高すぎるようにも感じるのですが、 いずれにしても、高速の太陽風が続いています。 太陽風の磁場強度は、6nT前後と平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、南向きに振れる時間が良く見られ、 磁気圏の活動は高まった状態が続いています。 AE指数では、500〜1000nTの中規模の活動が 次々と発生しています。 GOES衛星SUVI 195の画像では、 太陽の中心部にコロナホールは見られません。 高速風はどこまで続くでしょうか。 太陽では、昨日の昼、26日11時(世界時26日2時)に、 南西の端近く(右下)でフィラメント噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 この噴出により、CME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽から下側に向かって コロナのガスが噴出する様子が良く見えています。 C3(青色)で見えるガスの広がり方がとてもきれいです。 地球に対しては横方向に近いので、 影響は限定的だと思います。 太陽風に変化が見られるでしょうか。 フレアは、昨日同様、中心部南側の3040黒点群の活動が続き、 C1.9、C2.4の小規模フレアが発生しています。 GOES衛星SUVI 131の画像によると、 活動は次第に少なくなっているようで、 この後は穏やかになるかもしれません。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の下側に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3. (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子。 (c) GOES (NOAA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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