宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:17)
昨日、C2.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/27 --- ---
6/26 17:00 C2.4
16:36 C1.9
12:15 C1.5
09:20 C1.6
6/25 --- ---

黒点  6/27 (NOAA)
磁場 フレア
3038 45 β C2
3040 8 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 518 -3.5
-2 h 559 -3.9
-4 h 586 -3.0
-6 h 618 -0.9
-8 h 616 +4.0
-10 h 630 -0.5
-12 h 638 +0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -39 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -27 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 1x10^3
6/27 0.5 5x10^3
6/26 0.6 2x10^3
6/25 0.6 5x10^3
6/24 0.6 7x10^3
6/23 0.6 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 6/22 14:20 太陽風の速度は再び550km/秒へ高まりました。現在はやや高速です。
2022/ 6/23 12:40 太陽風は平均的な速度に下がりました。
2022/ 6/24 12:59 太陽風は平均的な速度です。プロミネンス噴出が発生しています。
2022/ 6/25 13:48 太陽風磁場が南向きに変化して、磁気圏の活動がやや強まりました。
2022/ 6/26 12:50 太陽風は高速風になっています。磁気圏の活動が強まりました。
最新のニュース

2022/ 6/27 13:17 更新
太陽風は更に高速になっています。プロミネンス噴出が発生しています。

担当 篠原

DSCOVR衛星のデータが乱れていて、
速度が読み取りにくくなっていますが、
太陽風は、昨日以降、500km/秒台中盤の状態が続いている様です。

一方、ACE衛星のデータを参照すると、
こちらでは太陽風の速度は
600〜650km/秒台に高まっているとのことです。
こちらは少し高すぎるようにも感じるのですが、
いずれにしても、高速の太陽風が続いています。

太陽風の磁場強度は、6nT前後と平均的な状態に戻っています。
磁場の南北成分は、南向きに振れる時間が良く見られ、
磁気圏の活動は高まった状態が続いています。
AE指数では、500〜1000nTの中規模の活動が
次々と発生しています。

GOES衛星SUVI 195の画像では、
太陽の中心部にコロナホールは見られません。
高速風はどこまで続くでしょうか。


太陽では、昨日の昼、26日11時(世界時26日2時)に、
南西の端近く(右下)でフィラメント噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

この噴出により、CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽から下側に向かって
コロナのガスが噴出する様子が良く見えています。
C3(青色)で見えるガスの広がり方がとてもきれいです。

地球に対しては横方向に近いので、
影響は限定的だと思います。
太陽風に変化が見られるでしょうか。

フレアは、昨日同様、中心部南側の3040黒点群の活動が続き、
C1.9、C2.4の小規模フレアが発生しています。

GOES衛星SUVI 131の画像によると、
活動は次第に少なくなっているようで、
この後は穏やかになるかもしれません。



太陽の南西の端近くで発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の下側に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3.
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子。
(c) GOES (NOAA)


DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。