宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 6/26 12:50 更新 太陽風は高速風になっています。磁気圏の活動が強まりました。 担当 篠原 昨日の夕方に、太陽風の磁場強度はさらに強まり、 現在まで12nT前後で推移しています。 南北成分の南向きの変化も強まって、 -10nTに達する変化が6時間ほど発生しています。 今朝以降は、南北成分は0nT付近になっています。 太陽風の速度は、400km/秒と平均的な状態が続いていましたが、 今朝早くから上がり始め、 現在は500km/秒と高速風に達したところです。 速度の上昇は、コロナホールの影響が始まったためだと思われます。 太陽風磁場が南向きに強まった影響で、 磁気圏の活動も規模が大きくなり、 AE指数では、1000nTを超える大きな変化が後半に発生しています。 ただし、グラフの最後は変化が小さくなっていて、 磁場の南向きが弱まった影響でしょう。 SDO衛星の画像はまだ停止しています。 GOES衛星SUVI 195によると、 太陽の中心部にはコロナホールはない様です。 現在の高速風が数日続いて、 その後は穏やかな太陽風がしばらく続きそうです。 GOES衛星のX線グラフは、 C1の小さい小規模フレアが3つ見えているだけです。 フレアを起こしているのは、 太陽の中心部の南側にある3040黒点群です。 小さい活動を活発に起こしている様で、 規模が大きくなると注意が必要になるでしょう。 (c) GOES (NOAA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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