宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 6/14 13:51 更新 太陽の左側に激しいCMEが噴出しています。太陽風の速度は下がっています。 担当 篠原 昨日の昼、13日12時(世界時13日3時)に、 太陽の東側(左側)に向かって 激しいCME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 コロナのガスが白くはっきり見えていて、 太陽の左側に大きく広がっていきます。 ガスの右端は、太陽を越えて右側に広がってはいないようなので、 太陽風の乱れは、 地球へやって来ても小さい規模に留まりそうです。 3日後くらいと考えると16日頃でしょうか。 注目して下さい。 昨日紹介したM3.4のフレアについて、 今回はGOES衛星SUVI 131で、 フレアの輝きが始まる頃の動画を作成しました。 これを見ると、フレアの明るい輝きの直前に、 輝きの左側で淡いプロミネンスのループが 左に飛び出して行く様子が見えています。 この変化がCMEに繋がっている様です。 太陽では、今朝早く、14日6時半(世界時13日21時半)に 南側の3031群でC8.5の小規模フレアが発生しています。 また、14日10時(世界時14日1時)頃には、 裏側である程度の規模の活動が発生した様で、 CMEの噴出が観測されています。 太陽は、黒点が増えて、可視光写真が賑わってきました。 この後、どの様な活動が見られるでしょうか。 太陽風は、昨日のニュースの後に速度が550km/秒まで高まり、 その後は低下に向かって、 現在は450〜470km/秒と平均的な速さに戻りかけています。 磁場強度は、11nTから8nTへゆっくりと下がっていますが、 少し強まった状態が続いています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部のコロナホールは西側に進んだくらいで、 この領域の影響はこれからです。 太陽風の速度は明日くらいから再び高まるのではないでしょうか。 磁場の南北成分は、 0nT付近から北寄りの傾向になっています。 AE指数は次第に変化が見られなくなり、 磁気圏は穏やかになっています。 太陽の左側に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) GOES衛星SUVI 131による昨日のM3.4フレア。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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