宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 6/10 13:52 更新 太陽風は更に低速になっています。太陽の東端の向こう側でフレアが発生しています。 担当 篠原 太陽風は、290km/秒へ速度が下がり、 より低速の状態に戻っています。 磁場強度は、5〜7nTと平均的な値ですが、 グラフでは、少し強まりかけているようにも見えます。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。 磁気圏は弱い活動が見られ、 AE指数は、300nT前後の変化が連続しています。 SDO衛星AIA193では、 東側(左側)の赤道域のコロナホールがよく見える様になっています。 3日くらいで中心線に達して、 その3日後くらいから太陽風速度の高まりが始まるかもしれません。 それまでは、現在の様な低速の風が続くのでしょうか。 太陽は、中心部南側の黒点は、 4〜7日頃に見えていた3029群の再出現とのことです。 また、北東の端(左上)から新しい黒点が現れています。 この北東の端の向こう側では、 昨夜、9日19時(世界時9日10時)にC1.9、 今朝、10日7時(世界時9日22時)にC2.6と 小規模フレアが発生しています。 向こう側で起きた現象なので、 本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。 SDO衛星の画像を見ると, 現在見えている黒点のもう少し向こう側で発生している様に思います。 これから、活動的な領域がこちら側に現れるのかもしれません。 注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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