宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:52)
昨日、C1.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/10 --- ---
6/ 9 18:57 C1.9
17:52 C1.7
6/ 8 --- ---

黒点  6/10 (NOAA)
磁場 フレア
3029 7 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 301 -0.8
-2 h 294 -1.4
-4 h 284 -0.2
-6 h 291 +0.0
-8 h 297 -2.7
-10 h 291 -1.1
-12 h 311 -2.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 5 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 2 -/ -
-12 h 9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 5x10^1
6/10 0.6 3x10^2
6/ 9 0.6 3x10^2
6/ 8 0.5 8x10^2
6/ 7 0.6 2x10^3
6/ 6 0.6 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 6/ 5 13:10 低速の太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。
2022/ 6/ 6 12:48 太陽風は、270km/秒と更に低速になっています。
2022/ 6/ 7 13:58 太陽風の小規模の乱れが到来しましたが、低速の状態は続いています。
2022/ 6/ 8 13:29 低速の太陽風が続いています。太陽は無黒点寸前です。
2022/ 6/ 9 13:01 低速の太陽風が続いています。新しい黒点が発生しています。
最新のニュース

2022/ 6/10 13:52 更新
太陽風は更に低速になっています。太陽の東端の向こう側でフレアが発生しています。

担当 篠原

太陽風は、290km/秒へ速度が下がり、
より低速の状態に戻っています。
磁場強度は、5〜7nTと平均的な値ですが、
グラフでは、少し強まりかけているようにも見えます。

磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。
磁気圏は弱い活動が見られ、
AE指数は、300nT前後の変化が連続しています。

SDO衛星AIA193では、
東側(左側)の赤道域のコロナホールがよく見える様になっています。
3日くらいで中心線に達して、
その3日後くらいから太陽風速度の高まりが始まるかもしれません。
それまでは、現在の様な低速の風が続くのでしょうか。


太陽は、中心部南側の黒点は、
4〜7日頃に見えていた3029群の再出現とのことです。
また、北東の端(左上)から新しい黒点が現れています。

この北東の端の向こう側では、
昨夜、9日19時(世界時9日10時)にC1.9、
今朝、10日7時(世界時9日22時)にC2.6と
小規模フレアが発生しています。
向こう側で起きた現象なので、
本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。

SDO衛星の画像を見ると,
現在見えている黒点のもう少し向こう側で発生している様に思います。
これから、活動的な領域がこちら側に現れるのかもしれません。
注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。