宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 6/ 6 12:48 更新 太陽風は、270km/秒と更に低速になっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、また少し下がり、 270km/秒とかなり低速になっています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な値になっています。 磁場の南北成分は、南向きに変化していますが、 速度が下がっているため、磁気圏は基本的には穏やかで、 AE指数は、200nT前後の小さい変化が発生する程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは特に見えません。 27日周期の図を見ると、 前周期は5月15日から太陽風の速度が高まっていますが、 今回はどうなるでしょうか。 回帰は11日頃になるので、もうしばらく先です。 太陽は、南東(左下)の3029黒点群の左下で、 C1.7の小規模フレアが発生しています。 X線グラフは、他が静かなのでとても目立っていますが、 規模は小さいフレアです。 黒点も、小さいものがいくつか見えている程度で、 だいぶ寂しくなっています。 小規模ですが、磁気圏活動の影響を受けて、 放射線帯の高エネルギー電子は、 減少しているかもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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