宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 6/ 5 13:10 更新 低速の太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 昨日紹介した、太陽の北東側(左上)で発生した フィラメント噴出によるCME(コロナ質量放出)を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 コロナのガスは、太陽から上に向かって飛び出しています。 地球への影響はなさそうです。 太陽は、南東の端(左下)に見えていた新しい黒点に、 3029黒点群と番号が付けられています。 北東端(左上)の黒点にも3028群と番号が付けられたのですが、 現在の写真ではほとんど見えなくなっています。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化しかなく、 太陽は穏やかです。 太陽風は、290km/秒と低速の状態で推移しています。 磁場強度も、3〜4nTとやや弱い値で安定しています。 磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化がありません。 SDO衛星AIA193は、太陽全体がぼんやりと光っていて、 コロナホールはありません。 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、高まった状態が続いています。 太陽風が穏やかになり、ゆっくりと減少しています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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