宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 6/ 2 13:26 更新 太陽風の速度は下がり、やや低速になっています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 昨日のフィラメント噴出によるCME(コロナ質量放出)は、 SOHO衛星LASCO C2、C3では見つけられず、 太陽を左斜めから観測している STEREO Ahead衛星のCOR2では、 太陽の右に向かう淡いガスの広がりが見えている様です。 6月5日頃に、太陽風磁場の強まりなどの 変化が見られるかもしれません。 磁場が南向きに強まれば、磁気圏の活動も高まるので、 注目してください。 太陽は、北西側(右上)の3026黒点群で Bクラスの小さいフレアが時々発生している程度で、 穏やかです。 中心部の南側に新しく、3027黒点群が発生しています。 太陽風は、昨日のニュース以降、速度が下がり続け、 現在は380km/秒とやや低速になっています。 磁場強度は、3nTとやや弱い状態が続いています。 磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数は、小さい変化が発生する程度になっています。 SDO衛星AIA193は、コロナホールは見られず、 この後は、穏やかな太陽風が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 高まった状態が続いています。 太陽風の速度が下がったので、 この後は、ゆっくりと減少していくでしょう。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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