宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 6/ 4 13:16 更新 太陽風は更に低速になっています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、300km/秒へ下がっています。 かなり低速になってきました。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態です。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は、ほとんど変化が見られません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽全体がぼんやり光っています。 CMEによる突発性の乱れがなければ、 太陽風はしばらく穏やかな状態が続きそうです。 太陽では、今日の昼、4日11時(世界時4日2時)に、 北東側(左上)でフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 まだ、発生直後なので、写真は噴き出す途中までです。 CME(コロナ質量放出)の発生は、 この後のSOHO衛星LASCO C2、C3などに注目してください。 斜め上に向かっているので、 地球への影響は、やって来ても小さい変化になりそうです。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が起きている程度で、 穏やかです。 太陽の東端(左端)の南北に、小さい黒点が現れています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 高まった状態が続いています。 太陽の北東側で発生したプロミネンス噴出。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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