宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 5/31 12:51 更新 太陽風は高速の状態が続いています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、550km/秒付近の高速の状態が続き、 今朝になって少し下がっていますが、 現在も520km/秒程度と高速を保っています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な値で安定しています。 27日周期の図を見ると、 27日(世界時)に始まった今回の高速風は、 3日半続いています。 この後、どこまで速度の高まりは続くでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの後半から南寄りに変化しています。 AE指数も、後半で800nTの中規模の変化が発生しています。 磁場の南寄りが続くと、 この後も磁気圏は活動的に推移するでしょう。 太陽は、X線グラフで目立った変化はなく、 穏やかに推移しています。 可視光写真の黒点の見え方も、だいぶ寂しくなっています。 高速太陽風の影響で放射線帯の高エネルギー電子が増加して、 青線が1万の線に達しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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