宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/ 5/29 12:52 更新 太陽風の速度は下がり始めています。太陽の向こう側でCMEが発生しています。 担当 篠原 太陽風は、昨日のニュースの後に550km/秒くらいまで速度が高まり、 その後は次第に低下して、 現在は470km/秒程度と、やや高速くらいになっています。 磁場強度は、6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの途中から北寄りに傾向が変わり、 後半では0nTを挟んで南北に変化しています。 磁気圏の活動はこれに対応していて、 AE指数は、1枚目のグラフの途中から変化がなくなり、 2枚目に入ると小規模の変化が起きるようになっています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは見えなくなっていて、 この後、太陽風の速度は次第に下がりそうです。 太陽は、中心部の3021群の領域(黒点は見えなくなっています)で C1.8の小規模フレアが発生した程度で、穏やかです。 ただ、裏側では活動が発生している様で、 深夜、29日0時(世界時28日15時)頃に、 SOHO衛星LASCO C2、C3で、 CME(コロナ質量放出)の噴出が観測されています。 太陽の向こう側で発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |