宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 5/28 12:31 更新 太陽風の速度が高速になり、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 昨夜から太陽風の速度が高まり始め、 高速の状態に変わっています。 昨日のニュース以降、 太陽風の速度は300km/秒付近を推移していましたが、 27日19時(世界時27日10時)に、 磁場強度が強まり始め、10nTを超える変化になりました。 遅れて、27日21時(世界時27日12時)から速度の上昇が始まり、 360km/秒と低速だった太陽風は、 半日ほどかけて、500km/秒に達したところです。 現在の磁場強度は、7nTと少し落ち着いています。 SDO衛星AIA193で注目していた、 コロナホールの影響がやって来た様です。 太陽風磁場の南北成分は、 強まり以降は南向きに大きく変化するようになっていて、 初めは-10nT前後、 現在は少し下がって-5nTくらいの変化が続いています。 この影響で磁気圏の活動が高まり、 AE指数では1000nTに達する大きな変化が続いています。 極域では、オーロラが活発に発生しているのではないでしょうか。 今日のSDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中心付近にコロナホールは見られず、 太陽風速度の高まりは、 3〜4日後には終わっているかもしれません。 その後は、しばらく穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は、C1〜2の小さい小規模フレアが数回発生した程度で、 穏やかに推移しています。 活動としては、南東(左下)の3024黒点群が、 小さい活動を頻繁に起こしていますが、 この後はどうなるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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