宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:45)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/19 12:28 C3.1
11:41 C3.9
06:39 M1.1
06:15 C4.8
00:45 C4.7
5/18 17:19 C2.9
16:56 C2.7
15:09 C3.6
04:30 C3.2
01:19 C4.6
5/17 21:27 C8.6
20:15 C9.9
19:19 C3.6
17:25 C4.3
15:56 C3.4
14:01 C6.2
09:03 C3.6
05:42 C2.5

黒点  5/19 (NOAA)
磁場 フレア
3007 10 β C5
3010 20 β M1
3014 30 βγδ M1
3015 5 α C6
3016 6 β ---
3017 2 β ---
3018 4 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 482 +0.8
-2 h 487 -1.6
-4 h 482 -2.3
-6 h 476 -0.8
-8 h 446 +2.8
-10 h 448 +0.3
-12 h 457 +2.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -2 -/ -
-2 h 3 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h 7 -/ -
-8 h 14 -/ -
-10 h 16 -/ -
-12 h 12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 3x10^1
5/19 0.7 3x10^2
5/18 0.6 3x10^2
5/17 0.6 3x10^2
5/16 0.6 2x10^2
5/15 0.6 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 5/14 13:41 Cクラスフレアが続いています。太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。
2022/ 5/15 13:28 M2.2の中規模フレアが発生しました。太陽風は550km/秒と高速になっています。
2022/ 5/16 12:58 高速の太陽風が続いています。フレアの発生は少なくなっています。
2022/ 5/17 12:31 M2.4の中規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。
2022/ 5/18 13:52 小規模フレアが続いています。太陽風の速度が高まっています。
最新のニュース

2022/ 5/19 13:45 更新
3014黒点群でフレアが続いています。太陽風の速度は少し下がってやや高速です。

担当 篠原

昨日の夕方から夜にかけて、
太陽の北西の端(右上)でプロミネンスの噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
コロナのガスのかたまりが大きく噴き上がる様子が見事です。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
この噴出の続きにあたるCME(コロナ質量放出)が撮影されています。
SUVI 304の動画からLASCO C2(赤い画像)の動画へ、
同じ形をしたガスのかたまりが広がる様子が良く分かります。
横方向の噴出なので、地球への影響はありません。

LASCO C3(青い画像)では、
左上にプレアデス星団(すばる)が見えています。
冬の星座であるおうし座にあるこの星団は、
5月に太陽の向こう側を通過します。

現在の太陽では、
中心部北東側(左上)の3014黒点群の活動が目立っています。

昨日のニュース以降もC2〜C5の小規模フレアを5回ほど起こし、
今朝、19日7時(世界時18日22時)には、
M1.1の中規模フレアが発生しています。

黒点も大きい姿を保っています(拡大写真を掲載しています)。
引き続き活動に注目してください。


太陽風の速度は、昨日の午後に500km/秒台を割り、
現在は480km/秒とやや高速の状態です。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

SDO衛星AIA193で太陽の中心に見えていた
コロナホールの影響が終わろうとしているのでしょうか。
このまま速度が下がって行くのか、
あるいは、もうしばらく高まった状態が続くでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半は0nT付近でしたが、
後半は南北に変化するようになっています。
このため、AE指数のグラフも初めは静かでしたが、
後半では小規模の変化が見られる様になっています。

太陽風の速度がこのまま下がって行けば、
磁気圏は穏やかになっていくでしょう。




太陽の北西端で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右上に飛び出すCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3014黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。