宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 5/15 13:28 更新 M2.2の中規模フレアが発生しました。太陽風は550km/秒と高速になっています。 担当 篠原 今朝早くから太陽でフレアの発生が続き、 15日4時半(世界時14日19時半)に 南西の端(右下)の3006群でC3.6の小規模フレアが、 15日5時(世界時14日20時)から7時半(世界時22時半)にかけて 南東(左下)の2010群でC4.2、C5.7、C4.5とフレアが連続し、 続いて、北東の端(左上)の少し向こう側で M2.2の中規模フレアが発生しました。 一連の活動の様子を、東側の領域に注目して動画で紹介します。 この領域はこれから太陽の中心部に向かうので、 活動が続くのであれば今後はより注意が必要になるでしょう。 また、今日の未明、15日2時(世界時14日17時)頃から、 太陽の南東の端(左下)で大きいプロミネンス噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 見事な現象ですが、これも太陽の中心線付近で発生すれば、 飛び出した太陽風の乱れが地球に到来する可能性が出てきます。 太陽風は、今日に入った頃から速度が上昇を始め、 現在は550km/秒に達して高速の風に変わっています。 SDO衛星AIA193で北半球側に見えていた コロナホールの影響が始まった様です。 10nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、 速度が高まり始めた頃に20nTへ達し、 その後は10nTに戻っていますが、現在も強まった状態が続いています。 太陽風磁場の南北成分は、今朝までは北寄りの傾向が続いていました。 このため、磁気圏は穏やかな状態が続いていましたが、 太陽風のグラフの後半で磁場が南向きに振れて、 AE指数では500nTに達するくらいの中規模の変化が発生しています。 この後、磁場は南北どちら寄りに推移するでしょうか。 速度が高まっているので、 南寄りになれば磁気圏の活動も高まるでしょう。 太陽の東側で連続しているフレアの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の南東で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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