宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:31)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
また、M1.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/30 10:22 C5.3
07:45 C3.1
03:01 M1.2
01:35 C2.0
4/29 18:17 C2.4
16:17 M1.2
02:59 C3.7
4/28 20:33 C2.1
11:26 C6.8

黒点  4/30 (NOAA)
磁場 フレア
2994 1 α M1
2995 1 α C1
2997 7 β ---
2999 6 β ---
3000 2 α ---
3001 1 α C2
3003 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:25 513 -3.4
-2 h 486 +0.7
-4 h 517 -2.6
-6 h 505 -2.1
-8 h 492 -0.7
-10 h 489 -1.5
-12 h 512 -2.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 2 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.0 6x10^3
4/30 4.2 9x10^3
4/29 1.7 2x10^3
4/28 0.7 6x10^2
4/27 0.7 9x10^2
4/26 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/25 13:59 M1の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に下がり、磁気圏は穏やかです。
2022/ 4/26 13:31 太陽の南東の端から活動的な領域が近づいています。太陽風はやや低速になっています。
2022/ 4/27 13:41 太陽の北東でプロミネンスの噴出が発生しています。太陽風は平均的な状態です。
2022/ 4/28 12:41 太陽の活動が続いています。太陽風は高速風の領域が始まった様です。
2022/ 4/29 13:31 高速の太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2022/ 4/30 10:31 更新
太陽でM1.2の中規模フレアが2回発生しました。高速の太陽風が続いています。

担当 篠原

昨日の夕方、29日16時(世界時29日7時)に、
太陽の北西(右上)の2996黒点群があった領域
(現在は黒点は見えていません)で、
M1.2の中規模フレアが発生しました。

GOES衛星SUVI 131と304の動画を掲載します。
フレアと共にコロナのガスが右上に向かって
勢い良く飛び出しているのが見えます。

SOHO衛星LASCO C2、C3の動画では、
CME(コロナ質量放出)が噴出しています。
地球に対しては斜め方向ですが、
太陽風の乱れは地球の方向にも向かっているかもしれません。
到来しても小さい規模になると思いますが、
5月2〜3日頃に注目してください。

太陽では、今日未明、30日3時(世界時29日18時)にも
M1.2の中規模フレアが発生しています。
太陽の西の端(右端)に達した2994群で発生しています。

太陽の南東側(左下)は、
3001群でC2.2の小規模フレアが発生した程度で、
西端の領域が沈んだ後、太陽は落ち着いた状態になりそうです。


太陽風は500km/秒と高速の風が続いています。
磁場強度は6nTと平均的な値で安定していましたが、
今朝から10nTに強まる変化が発生しています。

磁場の南北成分は弱い南寄りの傾向が続いていましたが、
今朝の磁場の強まり以降、
-8nTくらいに南向きが強まる変化が発生しています。

磁気圏はある程度活動的な状態が続いていて、
AE指数は500nT前議の中規模の変化が続いていました。
今朝の磁場の強まりで一時的に変化が大きくなるかもしれません。

その後は、太陽風磁場の向き方によって変わります。
太陽風の変化に注目して下さい。

SDO衛星AIA193では、コロナホールはだいぶ西に進みました。
一方、中心部から東側にかけてコロナホールは特に見られず、
この後、太陽風の速度が下がると、
太陽風はしばらく穏やかになりそうです。




太陽の北西で発生したM1.2の中規模フレア。GOES衛星SUVI 131、304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M1.2のフレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。