宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 4/28 12:41 更新 太陽の活動が続いています。太陽風は高速風の領域が始まった様です。 担当 篠原 昨日紹介した太陽の北東端(左上)で発生した プロミネンス噴出によるCME(コロナ質量放出)の様子を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 太陽の左上に向かって、 コロナのガスが勢い良く飛び出しています。 昨日はこの後もあちこちから噴出が発生していたので、 このまま1日ほどのLASCO C2、C3の動画にしています。 太陽の中心部の北西側(右上)の2996群の領域 (現在は黒点は見えていません)で発生した 27日17時半(世界時27時8時半)のC3.3と、 27日23時(世界時27時14時)のC7.7の噴出が右上に、 太陽の南東の端(左下)近くの3001群で発生した 27日20時(世界時27時11時)のC2.0の噴出が左下になど、 太陽の活発な活動が現れています。 2996群では、28日11時半(世界時28日2時半)にも C6.7の小規模フレアが発生しています。 フレアの様子から、今回もCMEが飛び出していそうです。 2996群の活動はこの後も続くでしょうか。 太陽風は、昨日の午後から速度がゆっくりと高まり、 夜には480km/秒とやや高速の状態に達しています。 グラフの最後では500km/秒に達しそうに見えます。 磁場強度は、5〜10nTの間を上下しています。 27日21時(世界時27日12時)頃から、 磁場の南北成分が南向きに強まる様になり、 -10nTに達する強い変化も発生しています。 このため磁気圏の活動も強まって、 AE指数は1200nTに達する大きな変化が発生しています。 SDO衛星AIA193で太陽の中心部に見えていた コロナホールの影響が始まったのかもしれません。 この後、太陽風の速度は更に高まる可能性があります。 引き続き注目してください。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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