宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
今日、C3.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/29 02:59 C3.7
4/28 20:33 C2.1
11:26 C6.8
4/27 23:18 C7.7
17:21 C3.4
01:19 C3.9

黒点  4/29 (NOAA)
磁場 フレア
2993 3 α ---
2994 10 β C4
2995 11 β C1
2997 4 β ---
2999 6 α ---
3000 2 α ---
3001 1 α C2
3002 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 520 -1.6
-2 h 520 -4.2
-4 h 536 -1.8
-6 h 529 -2.0
-8 h 531 -2.9
-10 h 526 -2.7
-12 h 514 -2.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -21 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -31 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 6x10^2
4/29 0.7 2x10^3
4/28 0.7 6x10^2
4/27 0.7 9x10^2
4/26 0.6 1x10^3
4/25 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/24 13:40 太陽のフレアは落ち着いています。太陽風の速度が高まっています。
2022/ 4/25 13:59 M1の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に下がり、磁気圏は穏やかです。
2022/ 4/26 13:31 太陽の南東の端から活動的な領域が近づいています。太陽風はやや低速になっています。
2022/ 4/27 13:41 太陽の北東でプロミネンスの噴出が発生しています。太陽風は平均的な状態です。
2022/ 4/28 12:41 太陽の活動が続いています。太陽風は高速風の領域が始まった様です。
最新のニュース

2022/ 4/29 13:31 更新
高速の太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。

担当 篠原

太陽の南東の端(左下)で、
大きいプロミネンスの噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
28日12時(世界時28日3時)頃からプロミネンスが高まり始めて、
そのまま左下へ飛び出しています。
なかなか見事な光景です。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)が観測されています。
地球に対しては横方向の噴出なので影響はありません。

フレアの活動は、北西の端(右上)に近付いた
2994黒点群で発生したC3.7の小規模フレアが最大で、
C1台の小さいフレアが5回ほど発生した程度です。
全体としては落ち着いてきた印象です。


太陽風は、520km/秒と高速の風が続いています。
磁場強度は、昨日のニュースの頃に10nTに上がりましたが、
その後はゆっくりと下がって、現在は6nTと平均的な値に戻っています。

磁場の南北成分は、-5nTに達するくらいの南寄りの変化が続いています。
磁気圏の活動も高まっていて、
AE指数は500nT前後の中規模の変化が続いています。

SDO衛星AIA193では、太陽の中心部のコロナホールは西側に回り、
3日後くらいには太陽風の速度は低下に向かいそうです。




太陽の南東側で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。