宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:58)
今日、M9.7の中規模フレアが発生しました。
また、X2.2の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/21 10:48 M9.7
08:26 C5.7
03:32 C9.0
02:42 C7.8
4/20 21:27 M1.9
18:37 C5.2
14:35 C4.0
14:05 C2.6
12:46 X2.2
11:39 C3.9
10:07 M7.3
09:37 C4.0
09:05 C3.1
06:09 M1.6
05:40 M3.7
03:13 C3.9
4/19 22:57 C3.4
19:50 C3.2
18:48 C6.3
14:33 C5.0
13:43 M1.1
13:03 C3.6
07:25 C3.1
04:49 C7.4
02:14 M1.9

黒点  4/21 (NOAA)
磁場 フレア
2991 1 α ---
2993 19 βγ M2
2994 8 βγ M2
2995 1 α ---
2996 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 408 -2.9
-2 h 407 -1.7
-4 h 399 +0.6
-6 h 398 -2.3
-8 h 398 +0.7
-10 h 403 +5.5
-12 h 395 +3.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 16 -/ -
-2 h 13 -/ -
-4 h 5 -/ -
-6 h 11 -/ -
-8 h 10 -/ -
-10 h 5 -/ -
-12 h 4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 7x10^2
4/21 0.7 6x10^3
4/20 0.8 4x10^3
4/19 0.7 4x10^3
4/18 0.6 4x10^3
4/17 0.6 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/16 10:37 太陽風の速度は570km/秒に高まっています。太陽の東端の向こう側でMフレアが発生しました。
2022/ 4/17 10:23 高速の太陽風が続いています。太陽の東端から新しい黒点が現れました。
2022/ 4/18 13:26 X1.1の大規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。
2022/ 4/19 13:47 太陽でフレアの発生が続いています。太陽風は高速です。
2022/ 4/20 13:53 太陽の南西の端でX2.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2022/ 4/21 12:58 更新
M9.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

昨日のX2.2大規模フレアに伴って発生した
CME(コロナ質量放出)の様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。

直前のM7.2中規模フレアのCMEが先に飛び出して、
それを追い越す様に噴出しています。
横方向の噴出なので、地球への影響はないでしょう。

南西の端(右下)の領域では、
この後も活発にフレアが続いていました。

現在の太陽のこちら側では、
北東(左上)の2993、2994黒点群でフレアが発生しています。

北側の2993黒点群で、
21日11時(世界時21日2時)に、
M9.6の中規模フレアが発生しました。
Xクラスまであと少しという規模です。

GOES衛星SUVI 131、304の動画を掲載します。
まだ発生直後で、変化の終わりまで画像が入っていません。
SUVI 304の画像によると、コロナのガスが飛び出している様で、
CMEも発生している可能性があります。
この後の情報に注目してください。

SDO衛星によるこの領域の拡大写真を掲載します。
引き続きフレアの発生に注意して下さい。


太陽風は、410km/秒と平均的な速度が続いています。
磁場強度は、4nTから6nTへ小さい強まりが見られ、
変化以降、南北成分が南向きに少し強まっています。

この影響で、
AE指数では、500〜700nTと中規模の変化が発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、
太陽の中心に小さいコロナホールが見える程度です。
CMEの影響がなければ、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。



昨日のM7.2、X2.2フレアのCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2993黒点群で発生したM9.6の中規模フレア。GOES衛星SUVI 131、304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2993、2994黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。