宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:53)
今日、X2.2の大規模フレアが発生しました。
また、M4.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/20 12:46 X2.2
11:39 C3.9
10:07 M7.3
09:37 C4.0
09:05 C3.1
06:09 M1.6
05:40 M3.7
03:13 C3.9
4/19 22:57 C3.4
19:50 C3.2
18:48 C6.3
14:33 C5.0
13:43 M1.1
13:03 C3.6
07:25 C3.1
04:49 C7.4
02:14 M1.9
4/18 23:14 C3.9
19:07 M1.2
16:41 M1.3
12:50 C7.4
12:05 C8.6
09:50 C5.3
09:28 C6.0
07:29 M4.4
05:55 C3.2
04:56 M1.5
02:41 C6.2
01:02 C7.7

黒点  4/20 (NOAA)
磁場 フレア
2991 1 α ---
2993 19 βγ M1
2994 7 βγ M2
2995 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 421 -2.3
-2 h 429 +0.4
-4 h 449 -3.1
-6 h 446 +1.6
-8 h 463 -0.6
-10 h 471 +0.3
-12 h 485 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 16 -/ -
-2 h 6 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^3
4/20 0.8 4x10^3
4/19 0.7 4x10^3
4/18 0.6 4x10^3
4/17 0.6 3x10^3
4/16 0.6 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/15 12:52 太陽風の速度と磁場が高まり、磁気圏の活動も活発になりました。現在はやや高速です。
2022/ 4/16 10:37 太陽風の速度は570km/秒に高まっています。太陽の東端の向こう側でMフレアが発生しました。
2022/ 4/17 10:23 高速の太陽風が続いています。太陽の東端から新しい黒点が現れました。
2022/ 4/18 13:26 X1.1の大規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。
2022/ 4/19 13:47 太陽でフレアの発生が続いています。太陽風は高速です。
最新のニュース

2022/ 4/20 13:53 更新
太陽の南西の端でX2.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

今朝早くから、南西の端(右下)の2992黒点群の活動が強まり、
20日5時半(世界時19日20時半)にM3.7、
20日10時(世界時20日1時)にM1.2、
20日10時半(世界時20日1時半)にM7.2の中規模フレア、
そして、つい先ほど、
20日13時(世界時20日4時)には、
X2.2の大規模フレアが発生しました。

X2に達するフレアの発生は、
現在の第25活動周期としては初めてです。
前にこの規模に達したフレアは、
第24期後半の2017年9月10日(世界時)のX8.2で、
4年7か月ぶりです。

SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
2992群は既に太陽の西の端の向こう側に回っています。
従って、このフレアの本当の規模は
X2.2よりも大きかったのかもしれません。

太陽では、北東(左上)の2994群の活動も続いていて、
今朝以降にも、C4.4、M1.6、C3.0などのフレアを起こしています。
SDO衛星による2993群、2994群の拡大写真を掲載します。

2992群は向こう側に回ってしまったので、
今後はこちらの活動に注目です。


太陽風の速度は、500km/秒から430km/秒へ下がっています。
高速風は終わって、平均的な速度に戻っています。
磁場強度は4nTと平均的な状態です。

磁気圏は比較的穏やかで、
AE指数は、小規模の変化が時々発生している程度です。

SDO衛星AIA193では、太陽の中心部の北東側(左上)に
小さいコロナホールが見えている程度です。
太陽風は穏やかに推移しそうです。




南西の端で発生したX2.2などのフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北西の2993群、2994群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。