宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 4/20 13:53 更新 太陽の南西の端でX2.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 今朝早くから、南西の端(右下)の2992黒点群の活動が強まり、 20日5時半(世界時19日20時半)にM3.7、 20日10時(世界時20日1時)にM1.2、 20日10時半(世界時20日1時半)にM7.2の中規模フレア、 そして、つい先ほど、 20日13時(世界時20日4時)には、 X2.2の大規模フレアが発生しました。 X2に達するフレアの発生は、 現在の第25活動周期としては初めてです。 前にこの規模に達したフレアは、 第24期後半の2017年9月10日(世界時)のX8.2で、 4年7か月ぶりです。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 2992群は既に太陽の西の端の向こう側に回っています。 従って、このフレアの本当の規模は X2.2よりも大きかったのかもしれません。 太陽では、北東(左上)の2994群の活動も続いていて、 今朝以降にも、C4.4、M1.6、C3.0などのフレアを起こしています。 SDO衛星による2993群、2994群の拡大写真を掲載します。 2992群は向こう側に回ってしまったので、 今後はこちらの活動に注目です。 太陽風の速度は、500km/秒から430km/秒へ下がっています。 高速風は終わって、平均的な速度に戻っています。 磁場強度は4nTと平均的な状態です。 磁気圏は比較的穏やかで、 AE指数は、小規模の変化が時々発生している程度です。 SDO衛星AIA193では、太陽の中心部の北東側(左上)に 小さいコロナホールが見えている程度です。 太陽風は穏やかに推移しそうです。 南西の端で発生したX2.2などのフレアの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の北西の2993群、2994群。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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