宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:26)
今日、M4.4の中規模フレアが発生しました。
また、X1.1の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/18 12:50 C7.4
12:05 C8.6
09:50 C5.3
09:28 C6.0
07:29 M4.4
05:55 C3.2
04:56 M1.5
02:41 C6.2
01:02 C7.7
4/17 18:36 C4.0
12:21 X1.1
10:48 M1.9
10:28 C3.1
09:26 C3.0
04:32 C3.6
4/16 23:48 M1.0
22:52 C2.7
20:26 C3.4
17:49 C7.0
16:37 C4.2
16:19 C2.9
15:04 C3.8
13:35 C2.9
11:41 C5.2
07:34 C4.4
03:36 C4.5

黒点  4/18 (NOAA)
磁場 フレア
2990 5 β ---
2991 1 α ---
2992 5 β M2
2993 8 β M2
2994 5 β X1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 557 +0.7
-2 h 549 +4.7
-4 h 527 +3.8
-6 h 529 +3.9
-8 h 472 +1.9
-10 h 496 +4.9
-12 h 495 -1.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 8 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 8x10^2
4/18 0.6 4x10^3
4/17 0.6 3x10^3
4/16 0.6 2x10^3
4/15 0.6 1x10^3
4/14 0.7 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/13 13:39 太陽風は速度や磁場が度々強まっています。
2022/ 4/14 12:41 太陽風は平均的な状態です。この後、11日のCMEの乱れが到来する可能性があります。
2022/ 4/15 12:52 太陽風の速度と磁場が高まり、磁気圏の活動も活発になりました。現在はやや高速です。
2022/ 4/16 10:37 太陽風の速度は570km/秒に高まっています。太陽の東端の向こう側でMフレアが発生しました。
2022/ 4/17 10:23 高速の太陽風が続いています。太陽の東端から新しい黒点が現れました。
最新のニュース

2022/ 4/18 13:26 更新
X1.1の大規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。

担当 篠原

フレアの発生が続いています。
しゃべる宇宙天気情報BOXのフレア速報が増えて、
にぎやかになっています。
音声の自動再生にはブラウザの設定が必要ですが、
太陽が活発なこの機会にお試し下さい。



昨日の昼、17日12時半(世界時17日3時半)に、
太陽の北東端近く(左上)の2994黒点群で、
X1.1の大規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
Xフレアの直前に、
すぐ上側の2993黒点群でM1.9の中規模フレアが起きています。
ここまでは2993群の方が活発だったのですが、
エネルギーを蓄えていたかのように、
2994群が大きなフレアを起こしました。

Xクラスのフレアは、世界時3月30日のX1.3以来で、
およそ半月ぶりです。

GOES衛星SUVI 304による動画を2枚目に掲載します。
こちらでは、フレアの後にコロナのガスが
激しく上空へ噴き出す様子が見えています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の左へCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。
地球に対しては横向きの噴出なので、影響は小さいでしょう。

4枚目に2993、2994黒点群の拡大写真を掲載します。
X1.1の後はしばらく静かでしたが、
今朝くらいから、2993群でC5.9、C5.2、
2994群でC2.7など、小規模フレアの発生が増えています。
引き続きフレアの発生に注目して下さい。

太陽では、南西(右下)の2992群の活動も高まっていて、
昨夜遅くから、C7.7、C6.2、M1.5、M4.4、C8.5など
小中規模のフレアが続いています。
もうすぐ西の端に沈みますが、それまでは注目を続けて下さい。


太陽風は、昨夜には500km/秒へ速度が下がっていたのですが、
今朝早くから再び高まって、現在は550km/秒に戻っています。
磁場強度は7nT前後と少し強まった状態です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは西の端に近付いて、
はっきりは見えなくなっています。
この後は影響が弱まると思いますが、
太陽風の速度はどの様に推移するでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、比較的北寄りの傾向になっています。
このため磁気圏の活動は限定的で、
AE指数は、200〜500nTの小規模の変化が、
数時間おきに発生する変化になっています。



北東の2994黒点群で発生したX1.1の大規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 304によるX1.1フレアの様子。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Xフレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北東の2993、2994黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。