宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:37)
今日、C4.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/16 07:34 C4.4
03:36 C4.5
4/15 22:49 M1.9
19:34 M1.2
4/14 --- ---

黒点  4/16 (NOAA)
磁場 フレア
2989 1 α ---
2990 3 β ---
2991 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 606 +5.7
-2 h 571 +3.4
-4 h 568 +2.6
-6 h 574 +0.7
-8 h 574 +0.6
-10 h 576 -0.8
-12 h 528 +0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -30 -/ -
-2 h -32 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -37 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -28 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 1x10^3
4/16 0.6 2x10^3
4/15 0.6 1x10^3
4/14 0.7 5x10^3
4/13 0.6 3x10^3
4/12 0.8 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/11 14:38 高速の太陽風が続いています。太陽で小さい爆発が発生しています。
2022/ 4/12 13:08 ハロー型のCMEが発生し、太陽風の乱れが地球に向かっています。
2022/ 4/13 13:39 太陽風は速度や磁場が度々強まっています。
2022/ 4/14 12:41 太陽風は平均的な状態です。この後、11日のCMEの乱れが到来する可能性があります。
2022/ 4/15 12:52 太陽風の速度と磁場が高まり、磁気圏の活動も活発になりました。現在はやや高速です。
最新のニュース

2022/ 4/16 10:37 更新
太陽風の速度は570km/秒に高まっています。太陽の東端の向こう側でMフレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風は、昨日のニュース以降ゆっくりと速度が上昇して、
16日0時(世界時15日15時)に570km/秒に達しました。
以降、この速度で高速の風が続いています。
太陽風の磁場強度は、12nTから7nTへゆっくり下がっています。

CMEによる乱れは通り過ぎて、
コロナホールの影響に切り替わった様です。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールは全体が太陽の中心線を通り過ぎたところです。
この後も4〜5日くらい速度の高まりが続きそうです。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの中盤で一時的に南寄りに変化している程度です。
磁気圏の活動はだいぶ落ち着いて、
AE指数は中盤に500〜700nTの中規模の変化が起きている程度です。

太陽風の速度が高まっているので、
この後、磁場の傾向が南寄りに変化した場合は、
磁気圏の活動も高まる可能性があります。


太陽は、東端の向こう側の活動が強まり、
15日19時半(世界時15日10時半)にM1.2、
15日20時(世界時15日11時)にM2.2、
15日23時(世界時15日14時)にM1.9の中規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
次々とフレアの輝きが発生しています。
太陽の端の向こう側の現象なので、
本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。

STEREO Ahead衛星COR2によると、
太陽の東に向かってCME(コロナ質量放出)も飛び出しています。
地球に対しては横向きなので、影響はないでしょう。

この領域はこの後地球側に現れます。
その頃にどの様な活動を起こすでしょうか。



太陽の東端の向こう側で発生したMクラスフレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2による、太陽の東側に飛び出すCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。