宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 4/16 10:37 更新 太陽風の速度は570km/秒に高まっています。太陽の東端の向こう側でMフレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風は、昨日のニュース以降ゆっくりと速度が上昇して、 16日0時(世界時15日15時)に570km/秒に達しました。 以降、この速度で高速の風が続いています。 太陽風の磁場強度は、12nTから7nTへゆっくり下がっています。 CMEによる乱れは通り過ぎて、 コロナホールの影響に切り替わった様です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは全体が太陽の中心線を通り過ぎたところです。 この後も4〜5日くらい速度の高まりが続きそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの中盤で一時的に南寄りに変化している程度です。 磁気圏の活動はだいぶ落ち着いて、 AE指数は中盤に500〜700nTの中規模の変化が起きている程度です。 太陽風の速度が高まっているので、 この後、磁場の傾向が南寄りに変化した場合は、 磁気圏の活動も高まる可能性があります。 太陽は、東端の向こう側の活動が強まり、 15日19時半(世界時15日10時半)にM1.2、 15日20時(世界時15日11時)にM2.2、 15日23時(世界時15日14時)にM1.9の中規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 次々とフレアの輝きが発生しています。 太陽の端の向こう側の現象なので、 本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。 STEREO Ahead衛星COR2によると、 太陽の東に向かってCME(コロナ質量放出)も飛び出しています。 地球に対しては横向きなので、影響はないでしょう。 この領域はこの後地球側に現れます。 その頃にどの様な活動を起こすでしょうか。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星COR2による、太陽の東側に飛び出すCME。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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