宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 4/ 8 12:14 更新 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動がやや強まりました。フィラメント噴出が発生しています。 担当 篠原 昨日のニュース以降、 太陽風の速度は450km/秒に少し高まりましたが、 すぐに400km/秒へ下がっています。 グラフの最後で380km/秒へ少し下がっていて、 この後、低速の状態になるかもしれません。 磁場強度は、7nT前後に少し強まったところで安定し、 南北成分が南向きに偏って変化する様になっています。 このため、磁気圏の活動はある程度強まって、 AE指数は500〜800nTの中規模の変化が連続的に発生しています。 太陽風のグラフの最後で、 磁場の南北成分は0nTに近付いています。 この状態が続くと、磁気圏は穏やかになるでしょう。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部の南側にコロナホールが見えています。 明後日くらいからこの領域の影響で 太陽風の速度が高まる可能性があります。 太陽では、昨日の昼、7日13時(世界時7日4時)頃に、 中心部の南側でフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 このフィラメントは今週初めから注目していたのですが (4月4日以降の記事のSDO衛星AIA193の画像で良く見えていました)、 とうとう噴出しました。 SOHO衛星LASCO C2によると、 南東(左下)に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。 ただし、発生地点は太陽の中心線にあるので、 コロナのガスは、地球の方向にも飛び出しているかもしれません。 2〜3日後に磁場の強まりなどが到来する可能性がありますが、 前に紹介したコロナホールの影響と重なってしまいそうです。 太陽は、フレアの発生はなく、 全体としては穏やかな状態です。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) CMEは南東側(左下)に噴出しています。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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