宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:26)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 6 07:32 C1.9
4/ 5 05:55 C2.8
4/ 4 01:47 C3.8

黒点  4/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2978 15 β C1
2981 6 β ---
2983 1 α ---
2985 2 α C2
2986 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 403 -2.1
-2 h 432 -2.0
-4 h 424 -0.9
-6 h 436 -1.7
-8 h 451 -1.0
-10 h 436 +0.2
-12 h 413 -0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -9 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 10 -/ -
-10 h 9 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 4x10^3
4/ 6 0.8 9x10^3
4/ 5 1.1 1x10^4
4/ 4 2.9 5x10^3
4/ 3 32.2 4x10^3
4/ 2 16.9 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/ 1 13:25 太陽風の乱れは続いています。M9.6の中規模フレアが発生しました。
2022/ 4/ 2 11:43 太陽風は高速になっています。太陽でCクラスのフレアが続いています。
2022/ 4/ 3 13:39 M3.9、M4.3の中規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。
2022/ 4/ 4 13:03 フィラメント噴出が発生しました。太陽風は高速の状態です。
2022/ 4/ 5 13:31 太陽風は平均的な状態です。複数のCMEが発生しています。
最新のニュース

2022/ 4/ 6 12:26 更新
太陽風は平均的な状態です。3月の黒点相対数は 78.5 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
3月の黒点相対数は、78.5 と発表されています。

黒点相対数の月平均値が70に達するのは、
2015年9月の78.6以来、6年半ぶりです。
(11年周期の半分を超える長さです)

また、前の周期である第24期で初めて70に達したのは、
2011年3月の78.6でした(1枚目の図を参照)。
(間違いみたいですが、3つともほぼ同じ数値でした)
今期(2019年12月開始)も第24期(2008年12月開始)も
周期が始まって2年3か月後と、
全く同じタイミングで到達したことになります。
完全に一致したのは偶然だと思いますが、
活動周期の立ち上がり方が
よく似た変化になっていると言えるでしょう。

1か月の動画を見ると、
20日頃に黒点が少なくなる期間がありますが、
大型の黒点も含めて安定して出現する様になっている印象です。



現在の太陽は、穏やかになっていて、
南西(右下)の2978黒点群でC1.2、
南東(左下)の2985群でC1.9の小規模フレアが発生した程度です。

STEREO Ahead衛星で東端の向こう側を見ても、
特に活動的な領域はなく、
穏やかな状態はしばらく続くかもしれません。


太陽風は、400〜450km/秒と平均的な速度で推移しています。
磁場強度は、グラフの後半は4nTで安定しています。

磁場の南北成分は、弱い南寄りの傾向が見られ、
AE指数では200nT程度の小規模の変化が頻繁に発生しています。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部の東側(左側)に縦に細長いコロナホールが見えています。
4日後くらいにこの領域の影響が到来する可能性があります。

一方、昨日お知らせした様に、
3日深夜のCMEによる太陽風の乱れが、
明日未明頃に到来する可能性があります。
今夜から明日にかけて、太陽風の変化に注目して下さい。
磁場が南向きに強まれば、オーロラの活動も激しくなります。



太陽黒点相対数の長期変化。3月の黒点相対数は 78.5 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


3月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。